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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

kamiproが掟破りの「山口日昇」特集。「ハッスル破綻はkamipro経営にも影響」説の真偽は?

というわけでkamiproが発売。

kamipro No.141(エンターブレインムック)

kamipro No.141(エンターブレインムック)

各誌の印刷締切日と、刻々とかわっていったDynamite!ー戦極同盟の内容の比較も興味深いのだが、まず上の「やっぱり恐ろしい山口日昇」が面白かったのです。「カジノ・フォーリー」って名前が活字になるのはここぐらいだよ(笑)。あの雑誌のモンティ・パイソン特集はよかったなあ。
八木賢太郎氏は同誌の編集者からフリーライターになった人で、

カジノフォーリーが解散になったときに、山口さんに「事務所に机を置かせてください」って頼んでから紙プロ編集日に7−8年はいたかなあ

ということだそうです。そういえばそもそも吉田豪氏も紙プロの会社を事務所にしていたんだっけ。
こういう小さい企業が「場」を貸すことで梁山泊トキワ荘的なつながりを持つ、なんとも牧歌的な時代。・・・って今もあるんかもしれないけど。もともと極小出版社の経営って呉智英氏が「民主社長」シリーズという面白い短編連作を書いていて、「厳密な市場経済の損得でいえばみな損ばっかりのはずなのに、なぜかみんなその日の飯ぐらいは食える」、という不思議なムラだというイメージがあったのだが、仮にそのイメージが本物だとしても、それでハッスルのような大規模に金がうごく経営はできないわな(笑)。


さて肝心の部分は

−−まあ、業界の一部では『ハッスル』危機の噂に伴って、「『kamipro』はどうなるんだ!?」みたいな声も上がってるそうですし。


ノブ「どうなるんだろうねえ・・・」


おいっ、そこは否定してくれよぉ・・・。
実際、同誌は編集後記みたいなものはないツクリなので、編集部員のキャラクターアピールや同社・同誌編集部のスタンスの表明に座談会が使われている。そしてネットや雑誌の同誌批判にはけっこう敏感で、そういう場を使って反論してきた。
だから今回も
「ダハハハハハ!何を言ってるんですか。たしかに山口はダブルクロス創立者ですけど、なんでハッスルがだめになったらkamiproまでダメになるんですか?」
「全然関係ねえですよ!」


とか、そういう話が出てくるもんだと思っていたのに、この言葉はうーーんどうなのというか、読者としてはちと不安ですね。
ニュース風にするなら

24日発売の「kamipro」掲載の座談会で、現在報じられている「ハッスル」の経営難がkamiproに及ぼす影響についての記述があった。同誌編集長のジャン斉藤氏はこの問題について「どうなるんだろうねえ・・・」とのみ述べ、明確な否定などを行わなかったことが明らかになった。」

で、ある。

そりゃ、大変な話だよ。気になるよ。これをどう英語に訳すべきか

ある意味、この場でこの発言をカットせず、責任ある立場にいる人が「どうなるか分からない」という見解を表明したってのは風通しがいいってことだけど。

そもそも同誌は、出入りが多く、人材をたくさん産んでいるよな

この座談会には
八木賢太郎
松林貴
坂井ノブ
ジャン斉藤

の4氏が出席している。うち3人がはてなキーワードに登録済みってすごいなオイ。松林さんだけ読みかたが分からないので未登録。
坂井ノブ」の経歴紹介のところでは「大喧嘩の末、ダブルクロスを離脱した過去があり。」ともある。
そんなことが。

編集部員はリングネーム(以前はオウム真理教をパロディ化しホーリーネームと言ってた)がつくのでえらく印象深いが、社員、部員は移り変わりが激しい。ただ、社員じゃなくなってもいろいろな形で同誌には関わっているので、そういう点じゃ愛される職場なのでしょう。
格闘技ファンならkamipro最終ページのスタッフ欄(の変遷)を毎月チェックするのは常識っ。
ここ3年ぐらいの動きを1覧にまとめてみたくもあるが。
結局のところ出版というのは、自分が食うビジネスじゃなくても関わりたくなるという、基本的な特質を再確認した。
同人誌はあっても、みんなで自主的に道路工事をして道をつくった「同人道路」とかないもんな(笑)。


つまりだ、ダブルクロスがみんな給料ゼロ、原稿料ゼロでやってけばkamiproも続くんじゃね?
あ、いいアイデアだなこれ。つうかそもそも京楽がカネだせよ。ドラ息子の社長の新婚費用なんかに使ってんじぇねえよ。


だが今回の騒動で一番思ったのは「他人の借金はいくら増えても気にならない」ってことでした。

kamipro編集部が怒る対象

司会の八木氏が語る

利害関係がなければすごく面白いでしょうねえ。だって、利害があってもそこそこ楽しいんだから(笑)。
どうかと思うのは利害関係が無いくせにあるふりをして度量の大きさをアピールしたり、被害者ぶっている関係者なんですけどね

なるほど。

実は手元に小さい紙プロが一誌あるのだが

「神秘とは何か?」の号で、以前、「武道とずらし」の話を書いた後、続編の参考資料にするため持ってきたのだが、ここに伝説の「金閣寺会計士」が参加した座談会がある。
これがめちゃくちゃ面白いが、詳細は今度機会があれば。


そもそも根本の根本。過去エントリから

「なんでハッスルの経営が悪化すると、kamiproに影響しかねないの?」というのを、私はバックステージは知らないので一般論のほうから考えたエントリをこの前に書いています。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091102#p1

こんな話題だけで今回は時間がたりず、終わってしまいそうだ。