INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

しつこくキャッチ,英国,ホームズと…そして「ステッキ術」を考察(翻訳Blogより)

PRUDE秘密ファイルを買いそびれたり、kamipromoveへの移行をしそびれたり、新カードの発表も無かったりで空いた時期を利用して、またまたこっち系の考察をしてみたい。なにしろ翻訳Blog( http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/ )には触れたい話が山ほどあるのだ。

たとえば「クィンズベリー・ルール」のクインズベリー侯爵。ボブ・サップマイク・タイソンがリング上で乱闘寸前…という、今から考えればトホホの茶番が数年前あったが、そのときタイソンは「クィンズベリー・ルールでやってやる!!」と叫んで、つまり万が一間違って実現が近づいても、ボクシングの枠内で戦えるよう予防線を張っていたのですね(笑)。
それで知った人だが、オスカー・ワイルドが同性愛で逮捕される話に息子さんが絡んでいたとは。


それはそれとして、つまり近代スポーツが確立される時期、特に文化発信地だった英国で、それぞれのジャンルが好きな有力者がいるといないとで、非常にそのスポーツの社会的地位が左右され得ると。うーむなるほどね。

そういえば、こういう話を聞くと、「ニッポン人は野球好きだな、おい!!」とセルフつっこみしたくなる、日本における野球の地位の高さのことも考える。
幕末・明治時代に入ってきたらもう一気に、あんなにルールは複雑だし人数も道具も必要な競技が大うけになった。
正岡子規や天狗倶楽部、早稲田の野次将軍たちのおかげだろうか。

久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬも
若人のすなる遊びはさわにあれどベースボールに如く者はあらじ
九つの人九つの場を占めてベースボールの始まらんとす

ちょっと余談に入ってしまった。わき道せず、できるかぎりまっすぐ進もう。
英国ではパブリックスクールでさまざまなスポーツが推奨され、「貴族のたしなみ」となることで、多くのスポーツが生き残ったり発展した。ボクシングとレスリングの社会的地位も、パトロンの有無によって差がついた(笑)

三行前の自戒をもう忘れて寄り道するが、「貴族」と「スポーツ」の関係は世界的にはどうなのかしらね。
どの国も、貴族というと金があり、暇をもてあましている。
また同様に、どの国の貴族も初代は馬上天下を取った武装勢力の親玉という出自が多かろう。

広い意味でのスポーツ、遊戯、さらにいえば勝った負けたを擬似的に争うコンペテティションは貴族のほうが絶対に馴染んでいる。
問題はそれで、「これはまさに貴族の遊び」「こんな下賎な遊戯、下層階級のものよ!」と誰が決めるのか、という話だが、身分制度に意味が無いように、遊びの品格というのも適当に決まった…というのが本当のところなんだろうな。
そして英語が今もスタンダードであるように、国力最高だった時代の英国の、スポーツを重んじる価値観が相当他の地域に移行したと。


同時に、もうひとつの大きな文明発信源・中国の文人文化もあるのか。
例の有名な中国マンダリンとイギリス外交官の話
「何をしてるんです?」「テニスという面白い競技ですよ。そちらもやってみては?」「では使用人にやらせましょう」
というような考え方。


日本はどうなんだろうね。上の文化の影響は当然なりつつも、サムライなどという下賎な階級が軍事政権を続けていた時代に、蛮族の風習として残っていた「武道は武士の表芸」や禅の影響を受けた体を動かす日常作業も修業の一環…という価値観もあったことが奏功したのか。


もうどこがわき道でどこが本道なんだが。強引に話を戻しますです。
とにかく英国のパブリックスクールはスポーツを重んじた。学んだのはオックスフォードかケンブリッジか、いまだに我田引水の論争が続くわれらがシャーロック・ホームズだが、みっちりとスポーツをしたことは間違いない。
探偵術に役立てるためかどうかしらんが、そこで格闘技も学んだというわけ。



それが正典中に反映されたといえば、例えば「技は力のうちにあり!!」「キャデラックもガソリンが無ければ走らない」というマス大山カール・ゴッチのお言葉どおり、まずはパワーが凄い。

「まだらの紐」事件で、ロイロット博士がホームズを脅すために暖炉の炭をかきまぜる鉄のかぎを怪力でぐにゃりとまげると、それをホームズも、おそらく曲げるのの数倍となる怪力で再び元に戻したという。どこの梶原一騎だ。


その怪力をベースに、日本の”バリツ”も学んだホームズは、元数学教師の、やせっぽちのおじいちゃんを滝つぼに突き落とすという武勇を見せる…あれぇ?
この不自然さが、僕が唯一オリジナルのホームズ研究を手がけた
『「最後の事件」の真相に関する一考察』のテーマなんですけどね。
http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/BOOK-SELECTION/sherlock.htm


その他、ホームズの武勇に関してはボクシングの腕前を披露した回があったな。これは思い出せない、くやしいな。
(【追記】いま、関係資料を探したら
「ボクシングについては、「懸賞ボクサーにダブルパンチをお見舞いした」(四つの署名)、「左ストレートが決まった」(美しき自転車)。バリツについては「バリツでモリアーティと闘った」(最後の事件)。と書かれている。但し、ダブルパンチも左ストレートもバリツもワトスンが見ていないところでの事である」とのこと。http://www.casebook.jp/daradara/dara05.htm )


銃の腕前は、有名な「部屋の壁に拳銃の弾丸で『VR』(ヴィクトリア女王の頭文字)を描いた」という逸話がある。


ついでにいうと、ホームズは「捜査に必要」となったらほんの数週間で目を付けた女性とねんごろになる、ナンパ術もある(チャールズ・ミルヴァートン事件ね)。情報を入手し用が無くなったらさっさと行方をくらまし「あの女性を好きな、別の男がいるから別にいいだろう」と言い出す鬼畜の所業(笑)。


もう、ブロガーとして話の軸がぶれている
とにかく!!ホームズはボクシングとレスリングをベースにした戦法で闘ったファイター。90年代半ばにUFCを席巻したあのテクニック、ドン・フライやランディ・クートアの先輩なのですよ。

というわけで、格闘家ホームズ(&アルセーヌ・ルパン)の事歴を描いた作品が

シャーロック・ホームズの決闘

シャーロック・ホームズの決闘

こんなマイナーな本を、はてな内で前に取り上げていたやつがいて、それが2005年の俺だったのにはなんとも(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050306#p3
でも面白かったっすよ。長いルパンとホームズの因縁も、ここでついに一対一で対決し清算した。素手の無制限一本勝負(笑)
「怪盗を素手で殴りたいと思ったこと、皆さんありますよね?」


さて、肝心の「ステッキ術」についてだが…もうみなさんお分かりだろう、思いつくまま書き散らしたので構成がわやくちゃになり時間・集中力とも衰えたのでその部分は後日だ(笑)。いやすいませんすいません。

でも、「ステッキ術」という言葉を聞いて皆ムムッ?としないかね?剣術やフェンシングとは違う。日用品、おしゃれとしての小道具をそのまま武器とする技術体系。逆にこれにムムッ?と興味を惹かれない方は、今回(というか次回)のエントリーを読んでもあんまり面白くないかも。


でまあ、これを紹介しちゃうと実はそれ以上書くことがないんだけれども、同翻訳blogの「格闘技」カテゴリ

http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/cat1911706/index.html

この中盤ぐらいから「ホームズの木刀術」シリーズが始まっている。そこあkらステッキ術につながるのだが、まずはそちらをご覧下さい。
http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/1_16cd.html
以下続く。明日の新エントリーか、この下に拡大するかは未定。

補足。大槻ケンヂもバリツやステッキ術に注目?

雉雅威 2008/12/02 05:51 ご無沙汰しております。


大槻ケンジさんもこんな事おしゃられてますね↓
http://podcast.tbsradio.jp/st/files/st20070817.mp3
*音が出ますので要注意で

補足。「夏目漱石レスリング報告」に関して

上で野球に絡めて正岡子規のことを書いたので、これも書いておこう。
上の翻訳Blogでも、那嵯涼介氏の「Gスピ」記事でも、そろって紹介されているのが、漱石正岡子規に送った手紙で書いた


「西洋の相撲なんて頗る間の抜けたものだよ…」

という文章だ。ガス灯うかぶ英国の倫敦で、若き夏目金之助が神経衰弱に悩みながらも気晴らしにプロレスを観戦した…という光景を想像するとロマンにあふれてくるが、なぜ彼はプロレスの様子などを子規に送ったのか?
実はこれは、「木屑録」の若き日から続いた、漱石と子規の手紙のやりとりの最後の一通だったのだそうだ。

野球の日本定着の功績者でもあるスポーツマンの正岡子規は、この時最晩年、食欲は旺盛なれど枕の上がらぬ重病だった。
子規から漱石への最後の手紙にはこうある。


君ノ手紙ヲ見テ西洋ヘ往タヨウナ気ニナッテ愉快デタマラヌ。
モシ書ケルナラ僕ノ目ノ明イテル内ニ今一便ヨコシテクレヌカ


この手紙に答えるため、漱石は、スポーツ大好きの友人のため、プロレスのルポルタージュなどという慣れない分野に手を染めたのだ…。

という話を、最近読んだ坪内祐三

文庫本福袋 (文春文庫)

文庫本福袋 (文春文庫)

で知った。
元の文章はこの本の紹介文である。
漱石・子規往復書簡集 (岩波文庫)

漱石・子規往復書簡集 (岩波文庫)


上にちょっと触れた、若き日の漱石から子規への書簡「木屑録」については高島俊男氏が一冊の本で紹介している。現代日本語の生みの親である漱石だが若き日は当然、漢文文化にどっぷりそまっていた。この本は漱石の話以上に「漢文と日本語の相克」がテーマといえる。
日本語が亡びるとき」が話題の今、漢文体から口語日本語へ、そして「漢文体が亡びたとき」のことも当然おさえておくべきです。
なにより面白い。

漱石の夏やすみ (ちくま文庫)

漱石の夏やすみ (ちくま文庫)

実録!!所英男漫画「ペケーニョ対策のまき」

昨日書いた、「格闘文学史に残る、勝村周一朗のブログコラム」を漫画化した作品というのはこれ。


この少し前に、勝村選手は所と闘って敗れている。その相手のために、わざわざ対策をツテを辿って聞いてきて、教えてあげたというそういう背景がある。彼はジムを始めたそうだが、こういう人は指導者に向いているだろう。

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/51743425.html

【国内総合】 勝村周一朗が NEW 格闘技ジムをオープン <       
http://blog.livedoor.jp/zst_katsumura/
先日ブログを復活させたリアルタイガーマスクこと勝村周一朗選手が新たにジムをオープンさせるようです。

その名もリバーサルジム横浜グランドスラム

人気格闘技ブランドリバーサル、またリバーサルジムとの協力のようです。
こちらにも情報あり。
http://blog.livedoor.jp/rvddw2005/archives/1190339.html
http://blog.livedoor.jp/rvddwstaff/archives/51132598.html

リバーサルHP
http://www.rvddw.com/
現在講師をしているリバーサルジムHP
http://www.reversal.jp/

漫画の作者の情報

kit 2008/11/21 23:50!
冬コミですが、参加します。
12/28(日) 西にー07b サークルPRIDE-0です。
よろしくお願いします!

J-CASTニュース”ごとき”でも行ける外国特派員協会の会見。われわれは?

http://www.j-cast.com/2008/12/01031256.html
核攻撃「やられれば、やる」 田母神氏持論を改めて主張

政府見解と反する内容の論文を発表したとして更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長が2008年12月1日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。「1945年に司令官だったらどうするか」という問いには「(米国に原爆投下を)やられたら、やる」と述べたほか、「核武装は議論すべきだ」「自衛隊についての意見が割れる憲法は直すべきだ」などと、改めて持論を展開した・・・

内容はどうでもいい
しいて言えば、質疑はもうちょっとギスギスしてたんじゃないか?と。
こういうときはやっぱり動画が見たいよね、と。
あと、定年間際に危ないこといって、それで後から講演で食ってくという第二の人生もいいかも、と(笑)

んで本題。
要はこれ、J-CASTが記者会見に直接行ってるんだよね。ぷぷぷ。あのJ-CASTが、えらくなったもんだネ。
いや、んなことないない、実際にJ−CASTはネットニュースの中でもアクセス数や影響力が大きい…のだろうし、何度もスクープをしている。あそこが行く資格があってもおかしくない、というか本来行って当たり前なんだ。私もそう言ってきた。


だが、その一方で
J-CASTニュースが高く評価されているんじゃなく、外国人特派員協会の会見に出席するというハードルが実はゆるゆるなんじゃないか?」というふうに私は思っている、という話です(笑)。

これはもう前に何度か書いたけど、論拠としては

・もともとあそこは「日本の記者クラブは閉鎖的だ!だれでも記者会見できるようにしろ」と言ってたのだから、整合性を考えれば自分のとこは開放されてるだろう。

・某ビデオニュースサイト(名前忘れた)で、記者会見の映像があるのはすべてこの外国人特派員協会でのもの。他は制約があり、ここは制約が無い

・フリージャーナリストがあそこの記者会見に参加している例を2005年に確認

・そして今回、J−CASTニュースごとき(失礼)が参戦。


というような例です。「特派員協会」とかでこのブログ内を検索すると関連記事あるかも。

今回の田母神氏の会見、「実はみんないけるかもしれない」と分かっていたらどうなったか。ブログで応援したり批判してきた人が、直接田母神氏と言葉を交わせたかもしれない。そういう右左の応援団が一方の立場から質問して収拾がつかず、記者クラブに「やっぱり公開できないだろ?」と格好の口実を与えたかもしれない。そういう推測もこめつつ、「ひょっとしたらみんな行けるかもよ」と扇動だけしておきます(笑)
実際「ぼくはフリーのブログジャーナリストです。発表媒体は自分のブログです。取材させてください」という論法が通じるかどうか。私自身は行くつもりは無いが、少しく興味あり。


なんども書くが、今後どんな有名人が会見するかは
http://www.e-fccj.com/
によって事前に告知される。

「携帯サイト移行の経済学」(格闘技徒然草より)

kamiproMOVEが始まった。
わたしもぼちぼち登録しようと思うが、
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20081201
のコメント欄が興味深い。モバイルというのも、そういう傾向があるんだ…広く薄く、痛みを伴わないように金を儲けるというのは重要なのだなあ。日本国政府も、携帯料金にこっそり特別増税とかしかねないか。