思いつきでやっちゃうと違ってきたりするのだが。
【2006漫画ベストテン(プラスちょっと)】
15年の大河長編が完結。お疲れ様でした。終了時に感想を書いているので「龍」で(カギカッコごと)検索してください。
これに絡めたハードボイルド論って書きたかったんだが持ち越しに成った。
予告的に一言で書くと「最大限の褒め言葉として『この漫画はけっこうベタ』と言いたい」ってことでしょうか。
マンガとしてオタクを自己分析、批評するというコンセプトは、自虐的ジョークの方向にいくらでも行けたのだろうが、そこを正統派ともいえる恋愛漫画にした。これはプラスマイナスあるし、個人的にはやや興味の方向から外れるのだが、最終的な決算としてはプラスかな、やっぱり。あと、高校とか中学とかの学校内政治(スクールポリティクス)をもう少し描いて欲しかった、というのも個人的な意見。 そういえば書きおろし付き最終巻って出てるのかな。
休載が多いのでひとまとめの刑(笑)。「火薬無き時代の小規模集団戦争」を個人的興味で調べているので(格闘技ネタのひとつとして)その点では両作とも今年は良かった。
信長暗殺の新解釈が良かった。秀吉の陰謀によるもの、というのは結構前例があるけど、利休が美のために信長を排除する、という話と、何より秀吉が罪の呵責を紛らわすため、その罪を告白できる相手をそばに置く、という心のゆれがいいね。
どちらも実用的な資料として、大変役に立ちました。駅弁実際に食うわけじゃないけど、例えばタコを炊き込んだご飯などは実際に作ってみましたよ。
これは漫画のパロディネタと、無意識に傍若無人なおじさんネタの両面で楽しめるのが凄い。
感想を以前書いているので、 ひまわりっ で検索ください
前者は「のほほん系」とでもいうべきものとしてはこれでしょうか。何がどうと説明しづらいが面白い。
後者は漫画以外への広がりを買う。