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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

あの”バララッパ”が帰ってきた!榊原信行、UFCに吼える、噛み付く(ゴング格闘技)

今月の「ゴング格闘技」を読むことが出来ました。
榊原信行社長、さすがにフジテレビに対しては地上波放送復活の可能性を探ることもあってか牙は立てられないが、UFCに関しては容赦がありません。
いや、やっぱりバラちゃんの「わるぐち」は魅力的なコンテンツだね。
一人で新間寿アントニオ猪木ユークスを兼ねる男、とはよくぞ言った(註:だれも言ってない)。

61-62P

彼らも考えたんじゃないですかね?自分たちが人気の出てきている状況で、そこにシウバというPRIDEのチャンピオンが出てきました、自分たちのチャンピオンであるチャック・リデルがボコボコにされて一方的に負けました、UFCって弱いじゃんということになりかねないですからね。その上、お金を払ってPRIDEのプロモーションをしてしまうことになるわけですから。

今回、10月のPRIDEの大会を観たらアメリカの人たちは、どれだけ自分たちがUFCというものに対してお金を払っていたことがバカげていたかを知ることになると思う。プロダクションしかり、出ている選手しかり。さらに言えばリングは見やすいし、オクタゴンは見にくいじゃないですか。だからすべての面でわれわれが優っていることを、アメリカ市場の人たちは思い知ることになるでしょう。目から鱗が落ちることに鳴門思いますよ。こんなにすばらしいものがUFCよりもリーズナブルな値段で見られるんだ、と。自分たちはこれまでエンターテインメントとして、レベルの低いものを見せられていたんだということがハッキリします・・・


今回の悪口は、久々の切れ味です。常に高水準の中でも、さらに一段高いところに来たな。
曙を口を極めて罵っていた時以来ですよ(笑)。


ただ、ちょっと気になるのは、例のサンボの怪物君こと萩原幸之助氏がブログで書いて、なんかその金額があまりにも現実離れしていたため(彼が一桁、検算をミスしていた記述もあった)、提携先のMARSのアレぶりと相まって胡散臭さが漂いまくりだった「MFC」が、資産的にかなり巨大なプロモーションであることを認めていたことだ。


「そこに出てもヒョードルが本当の強さを証明できますか?」とか言って、PRIDEにはMFCにない”権威””名誉”があるということをアピールしていたけど、ヒョードルノゲイラにそれが通じるかなァ。ことにヒョードルは「ひっそり生きていたい」とかいうほど、名誉や地位には恬淡としている。
・・・・・・・・・からこそ、ファイトマネー額によって動きかねないんじゃないか(笑)。
永田裕志と大晦日に闘って「強さを証明」したとは思えんしさ(笑)。
これは一種の逆説だよな。

英語も書けば恥もかく。英語版ニュースサイトを移転&リニューアル

http://d.hatena.ne.jp/gryphonjapan/

もう、でたらめな英語によって同言語圏のファンと交流するようになったのが1999年、掲示板への投稿じゃなく、独自のニュースサイトを作ったのが・・・・北野武が映画「座頭市」を製作したとき(そのニュースを最初に伝えたからね。武道ということで)だから3、4年ぐらいかな?
ブログを英語圏で有名なところに、とblogspotで作っていたが、機能的にカウンターも無きゃアクセス履歴も、アンテナ機能もデザイン変更も写真投稿も無い。(どうも老舗過ぎて、新規機能をパッケージで提供はできなかったようだ)
そこで一番慣れしたしんだ、はてなに英語版を作成した。
設置は協力者がしてくれたんですが将来、実質的にはその更新は小生がつかさどることになりますでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/gryphonjapan/

ま、そんなわけでこっちもよろしく。ご協力もいただけるとありがたし

「安倍晋三人気」が持つ、強さと弱さ

安倍晋三が本日組閣を行い、内閣が発足する。その機に乗じて、安倍晋三という政治家が持つちょっと異質な性格を論じたい。


これは先週のおなじみ「愛川欽也パックイン・ジャーナル」で出てきたけど、メディア情関係者の中では安倍晋三への反感というのが結構募っている部分がありそうだ。
それを一言で言うと「細かいんだよ、アイツは」ということだ。


パックインをまた文字おこししてもいいんだが、それより端的なテキストがある。


東京新聞HP
「安倍新政権にメディア戦々恐々?」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060923/mng_____tokuho__000.shtml

同紙の「こちら特報部」が面白いと紹介したことがありますが、これはこういう意味も含めて面白いということだ(笑)。良くも悪くも議論を呼ぶ。(ただ、アンテナしてもサイトの更新情報は伝わらないみたいで・・)

・・・ある民放の中堅社員は「政治家が報道内容に必要以上にピリピリしている現状は異常だ。安倍政権になって、その傾向が強まるのでは、と危機感を持っている」と率直に明かす。


 例えば、ことし七月、TBSのニュース番組で内容と無関係な安倍氏の写真が放映され、同局に総務省から「厳重注意」が下った件についても「昔なら番記者を呼んで『あれはない。何か悪意でもあるの?』『頼むよ。気をつけてよ』で済んだ話だった」と驚く。



 ・・・「『おまえたちもテレビ朝日みたいになるぞ』と他の局への脅しにもなった。メディアで反論せず、すぐに司法やBRCに訴えるというのも理解しがたい」


有名ブログ
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50632780.html
でも、議論が活発化している。

ここでの議論の展開を見てもこの仮説にはちょっと自信があるのだが、要は安倍のこの”細かさ”が、人気(の一部分)を下支えしているのではないか、ということだ。


思い出したら、既にこれについて昨年1月に触れている。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050115#p3
「■[時事][TV]NHK問題・・・新しいメディア政治家・安部晋三

・・・・・・・この安部晋三の出演に関して言うなら、「新しい意味でのテレビ政治家だな」という印象をもちました。



というのは、今までの人気テレビ政治家は、ある程度ホスト側となれあいというか、友好的な関係をテレビの前、もしくはバックステージで結んで、然るのちにテレビ画面でソフトな形で人気を取るという抱き込み方でした。コワモテの闇将軍・野中広務ですらそうで、再就職先がTBSの時事放談だったりするぐらいでね(笑)。



しかし安部ちゃんは、「テレビのキャスター、コメンテーターたちと喧嘩する」という形でインパクトを残そうというのが、意識的か無意識的かあるようだ。それはいい意味での「お坊ちゃん気質」ゆえか、あるいは別の計算ゆえか・・・・・・・


参考資料
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200501140308.html

これをいわば「平場の政治家」と仮称しよう。
平場という言い方はなじみが無いかな。要は、とくにマスコミ対応に注目すればいいんだけど、テレビカメラの前などで、今までの政治家だったら腹芸、大物ぶりを装った「鷹揚さ」で奉仕しておくべきところにかみつき、良くも悪くも正面から議論するということをしていた。
そして、今の時勢において、それが「ウケて」いるんだよ。


この安倍の芸風を知るには、やはりこの活字が一番いいかな。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200502151021.html

「その中でですね、先週この番組で座談会が有って『朝日対NHK』という番組が有ったんですが、NHKの人はNHKの考え方を代表する人ではなくて極めてNHK執行部に批判的な人が出てきてですね、」


「今は朝日が答えるべきだと思いますね。あの、昔『珊瑚事件』というのが有りましたね。あの時も朝日新聞というのは認めるまで36日間掛かって、今(1月12日の誤報記事から)30日ちょっと過ぎてますが、そろそろそういう間違いが有ればですね、間違った点はちゃんと認めるべきだと思いますよ」



安倍 「私が、大朝日新聞なんかと闘うっていうのはね、筑紫さんまさに(朝日新聞)ご出身だけど」


安倍 「(略)それとまぁ先週の例えばですね(NEWS23の特集内における)議論の有り方においてはですね、『朝日新聞NHK』という形にするんであるならばですね、NHKの人はNHKの今の立場を代弁しなければですね議論になりませんよね。」
筑紫 「(安倍の話を遮り)片っ方も朝日新聞には決して全て肯定的ではない同士が集まって、OBでやってるわけですから、」
安倍 「いや、なんか両方共ですね、」
筑紫 「(安倍の話を遮り)アイ!アイ!その話をしだすと議論また、」


あらためて思うに、筑紫哲也はこの一戦で一種の「現役引退」に追い込まれたんじゃないだろうか。
一応お膳立てとしては「言論の自由を侵害した(とされる)悪徳政治家」にテレビキャスターが差しで、一対一でガチの真剣勝負を仕掛けたわけで、エド・マローになれたかもしれなかったじゃないか。
その真実は奈辺にありや、ということを置いておいても、この場のディベートにおいては筑紫が一敗地にまみれたことに異論を挟む人はいないだろう。(つうか、だから政治家として安倍がこの後も順調に階段を上っていけるわけで)


で、なぜ筑紫がここで敗れたかといえば、筑紫の実力だけに責めを負わせるわけにはいかない。
実のところ、政治家がニュースキャスターと直面したとき、こんな風に「あんたの報道姿勢は以前から〜〜だよな?」と直接的に触れるようなことはめったに無かったのだ。だいたい、政治家は相手の刀を受け、かわすのが仕事なので、こっちから斬りかかるようなことは反則ではないが慣習的にタブー。


しかし、安倍はお構い無しに、けっこう攻撃的に質問者のほうに言葉を浴びせていく。ベテランボクサーが、K-1でいきなり未経験のローキックをあびたように、筑紫は実はこういうの未経験に近かったのだよ。



だから安倍はこのとき筑紫を粉砕した。
だが、これが実に安倍の弱点であることを、的確にもこの前のパックインジャーナルは言っている


「安倍さんは、議論にすぐにムキになる」
「細かいところまで、全部勝とうとする」


これは、国会の場においては一転して不利極まりない弱点となる。
政府の発言というのは膨大な体系に矛盾無く収まらなければならないという点で、既にハンデを背負っており、また党首会談をのぞけば、基本的に政府は野党に守りを固めてやり過ごすというものだ。


そして、細かいところの議論という点に置いては小沢一郎はともかく、天下無双ともいえる菅直人民主党にはいる(笑)。
前も書いたが、唯一政治家で「朝まで生テレビ」において言論人と同じフィールドに立てる男だ。経験からしても、安倍首相は相当苦しむだろう。
壮大な論理の跳躍(=はぐらかし)ができる小泉首相でもなければ、今なお「最強の答弁」だyったといわれる言語明瞭意味不明の竹下登でもない。


だから「国会運営」「与党」の立場から見れば安倍スタイルはあまりありがたくない、これははっきりしている。


ただ、安倍的な攻撃性あるセリフは、攻撃的でない分国民に伝わらない竹下的なものよりまずいのか。

あるいは東京新聞がくしくも書いたように、気に入らない記事は「番記者を呼び『あれはないだろう』」と耳打ちするのがいいのか、記者会見や訴訟や放送委員会への申し立てをしたほうがいいのか。


ここが問題の分かれ目。
こっちのほうがはっきりしてるといえばハッキリしているとも言えるのだな。