INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

abemaTVに、格闘技やプロレスの映像を売り込む人も当然いるのだが…ト、「トルコ相撲」まで?

こんなツイートのやり取りや、引用の流れ。

※このツイートをされた方は以下の通り。

yuji kitano@long_goodbye
AbemaTV 格闘&スポーツ シニアプロデューサー /「格闘代理戦争」「vs那須川天心」「横浜DeNA」「大相撲」 /元 新日本プロレス /French bulldog lover / kickboxing addict https://abema.tv/pickup/sport





自分はそういう才覚もないし、実際にやることはないだろう、と思いつつも、こういう映像権とか配信権とかを売ったり買ったりする、そういう商売の方には尊敬…いや尊敬というより「興味」を持ちつづけている。

ネット放送、スカパー、地上波、PPV…「放送権料」「視聴料」をめぐる模索と決着点 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131014/p1
  
映画、TV、出版…「最後の冒険商人」が生きているのは、こういう権利仲介ビジネス? - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110619/p2

なんだかんだで、ここに相場とかあるようで、ないだろうし交渉ごとのかけひきや迫力、あるいは誠実や愚直さによって買ったり買えなかったり、高くなったり安くなったりするのだろう。
そういう「権利ビジネス」の世界を、どこかで少し覗いてみたい、という気持ちはずっとある。


だから、上のツイートでほんのちょっとだけでも、あのabemaTVで映像の権利をどう売り買いしているのか?が感じられただけでも無限に興味深かった。
そして出てきたのが「トルコ相撲」の映像すら国際的に売り込まれたりしている、という……もう、これだけでロマンじゃないですかね?


この一節を再度紹介しよう。

代理人仕掛人…浮草虚業の、栄光と誇りを逆説で語る「グラゼニ」の一節がかっこいい&「限界集落温泉」(鈴木みそ) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131014/p2



野球選手は「グラウンドにゃ銭が埋まってる」とかいう…。
確かに…成績を上げた選手には確実に埋まっている。
こんなまっとうなことはない。働けば働いただけ儲かる。いいよな堂々としてて…。
じゃあ……”俺たちのゼニ”はどこに埋まっている?
そこら辺にフワフワ浮いているのさ!俺たちはそいつを掴みに行く!
でも そんなモノはフワフワしているから本当に掴めるかどうか分からない。スルッと手から逃げていくかもしれない。
うまく掴めたとしても それがいくらか分からない。
そんなあやふやなモノ! 努力が報われるとも限らんし 堂々ともしていない。隙間をついていくよーなもんだからな…。
言うならば”ミジメが仕事”よ
(部下 「ミジメが…仕事……」)
だけどな よく考えてくれ……。 保証されている銭を取りに行くだけなら…… それは単なるサラリーマンだ!
無いとこに 銭を産み出させる! それがビジネスマンだ!
俺たちはビジネスマンだろ?

そうはいいつつ、けっこういい加減だったりもするらしい。

「いい加減」つっちゃーへんだけどさ、たとえば日本は埼玉あたりで細々とインディプロレスをやって、それをまぁ、一応映像として撮影して、コンテンツにしているとする。
そこに怪しげな…たとえばエルサルバドルでもボツワナでもモルジブでもいいや、そこの国の人で手広く貿易してるとかいう人が表れて「いやー、あなたガタの団体のプロレス、おもしろいデース。わたしは(前述の国名参照)のネットテレビ局とケーブルテレビに顔が利きマース。あちらに売り込むので、私に配給の権利を委任してもらえませんカ?」みたいなことを言い出すとする。
これ、うさんくさいから成立しないように見えて、実は案外脈があるらしい。というのは、「そいつを信じて金がちょっとでも入れば儲けもの。そいつを断るといったって、じゃあかわりに独自にエルサルバドルに映像権を売る当てがあるか?といえば無いわけだから、ならかれに委任してみっか」…みたいな文脈が働くから。
けっこうこういう「ダメもと」な発想のもと売られた映像権利もあるとかないとか…でも、これだけ世界中でコンテンツを配給するグローバルな仕組みができたのだから、今はこれはもうお伽話かもね。
さきほどの話は、基本的に90年代ぐらいに聞いた話でした。当時はローカルMMAやローカルプロレスのそういう映像権で、ちょとビジネスしないか?と取材した記者や、招聘選手のマネージャーに団体側から声をかけるなんてこともあったらしいね。



そして、今書けない、語れないのは承知の上で、「いつか」回想録を書くつもりで、@long_goodbye氏には「格闘技の映像権の売買をめぐっての息詰まる駆け引きやビッグディール」について書きこのしてほしいし、なんならバックステージをドキュメンタリー用に映像で残しておいてほしい(笑)

「いらすとや」が世界に進出しても、あるいは各国で、その国版の「いらすとや」が生まれても…、全然ありそうだよね



これって、本当に組織、企業としてのいらすとやが韓国に進出したのか、あるいはどこかの店がふっと個別にいらすとやの素材を使ったのか、まねしたのか、とかはどうでもいいや


「一定水準の、無料で使用可能なイラスト素材を大量に供給すれば、みんなが使うだろう」というコンセプトは、これは地球のどこでも通用するだろう、という話ですわ

人間、国境を越えて「ただ」は大好きなのだ


言葉の壁を機械翻訳その他でうまく超えれば「いらすとや」は世界を侵食するかもしれない。あるいはいらすとやでなくても、そのいらすとやの理念、コンセプトそのものが伝わり、各地各国でそこなりの「いらすとや」が生まれるかもしれない

そんな様子を観察していきたいと思います

そして当の日本、ほんとにいろんなところで…自治体やスーパーや学校で、「いらすとや」が使われます どこだったか、れっきとした民法のバラエティやニュース番組でも使われてた

そのぶん、かつて稼いでいたイラストレーター、カット屋さんは報酬が減ってるんだろうなあ、と思う思う。


このへんの話をこの前書いた記事がこれ

新規参入や半アマ、フリー素材(「いらすとや」など)の増加で、コンテンツの値段が下落することについての感想。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20171121/p3

無料で読める「コンプリート・ホームズ」がにわかに話題になって思ったこと(togetterのコメント欄より) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20170802/p2

小説家になろうとかpixvとか「投稿場所設置ビジネス」の詳細を知りたい。今の大手が天下を取った理由や、これからの逆転劇はあるのか…など(追記:ちょっとした「回答」を得られた)

既に何度か書いている話ではありますが、例えばテレビと番組コンテンツを例にとると一番わかりやすいかもしれない。
ある番組は放送局の方がお金を払って番組を「放送させてもらってる」。だが、深夜のアニメや、小規模のプロレス団体、 格闘技団体の大会、あるいは通販番組でもいいんだが、こういうのはそのコンテンツを持つ会社から、放送局はお金をもらって「放送してあげている」。
これはどっちが正しい筋だとか、どっちが理不尽だとかいうことはないんだろう。
電波を場所と考えると「場所貸し」のビジネスというのは、常にこの辺が相対的で、その場所に入ってくれれば相乗効果があったり、人通りが増えると思えば場所代はうんと安くなるだろうし、あるいは「ぜひ入ってください」とお金を払うこともあるだろう。
しかし逆にその場所自体が一流ブランドとなって、そこに入居すれば入居者の信頼が高まり、また人通りも多くて商売が大変繁盛すると見込まれるなら、 家賃はうんと高くなるだろう。
ただその辺のことも考えつつ、このまとめを作った

「WEB媒体から本にする時、印税5%、描きおろし有りの漫画家が多い」「それ、超悪条件です!」 - Togetter https://togetter.com/li/1225103

そして今回何が言いたいかと言うと「作品を投稿する場所を作るビジネスの隆盛とその歴史、そして今後」です。

小説家になろう」はなぜ、あれほど巨大になったのか?今後ライバルは出てくるか?

https://syosetu.com/

僕は正直、何も知らないに等しいのですよこのサイトのことを。
これで概要を知るしかない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E5%AE%B6%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8D%E3%81%86

2004年のサイト開設当初は個人サイトとしての運営だったが、その後のアクセス数の増加により2008年よりグループによる運営に移行し、2010年に正式に法人化した[1]。2014年12月現在、アクセス数は月間約9億5000万PV、ユニークユーザー数は約400万人[1]。また、2015年3月15日朝、登録者数が55万人を突破した。
二次創作への対応[編集]
サイト開設当初は二次創作作品も数多く投稿されていたが、二次創作に対する著作権者側の規制強化の動きなどを受け、2010年8月ににじファン(PC向け)・NOS(携帯向け)という専門サイトを開設。執筆者が原作名を設定するとこちらに振り分けられ、通常の検索やランキングなどから除外されるようになった[2]。
しかし著作権者側からの二次創作に対する規制強化を求める動きは止まず、結局2012年3月15日には、明示的に二次創作禁止を表明している著作権者の作品について一斉削除を行うことを通告(同年4月9日より順次実施)[3]。最終的には2012年7月15日付でにじファン等のサイトを閉鎖し、運営側が許可する一部の作品[† 2]を除き一切二次創作作品の投稿を認めない姿勢に転換した[4]。

創業からここまでの話、これだけでもおもしろいもんですね。
ただ、おそらくこの「小説家になろう」サイトが、 画期的なアイデアの、これまでどこにもなかったサイトでも、パイオニアの小説投稿サイトでもなかっただろうというのは、なんとなくわかる。
その前にケータイ小説の大ブームがあり、携帯小説は気軽に誰でも投稿できるものだったというのは知っている。

どなたかに少しまとめて欲しいんだけどね、そうゆう群雄割拠であったろう投稿小説サイトの中でなぜ「小説家になろう」サイトは、頭ひとつ抜けだし、トップクラスのサイトへと成長したのでしょうか?機能とか拡散力とか、サクサク動くとか、何か抜きん出る特徴があったのでしょうか?それとも自分の認識が誤りで、このサイトはかなり早い段階で立ち上がったパイオニアで、 先行者利益をたっぷり享受したのでしょうか?

 「ここに皆さんが作ったコンテンツを投稿する場を作りました。さあどんどん自由に投稿してください。(アクセス数が増えればそれを利用した広告や、投稿コンテンツを利用したビジネスに一枚噛ませてもらって、それでうちは儲けますけどね)」

という 商法は、そもそも YouTube がやり、ニコニコ動画がやってるわけで、そんな珍しいもんでもない(その前のブログサービスも、掲示板サービスもそういうもんでしょ?)し、周辺のことはともかく、上記の根本的なアイデア部分は誰かが独占的にやれるようなものではない。

そもそもで言えばまだ活字の雑誌時代に「ファンロード」は30年ぐらい続いたし、投稿雑誌というもの自体も結構あったはずだ。ラジオ番組だってハガキ職人のネタによって構成されているような人気番組も多々あった。


このジャンルは
新規参入を拒むものがない、戦国の群雄割拠のはずだ。
だけどやっぱり、 先行者利益も確実にあって、最初期に作ったところがブランドになるのも間違いなかろう。

逆に「いったん場所を作っておけば、あとは勝手に投稿者が来るだけ。自分で小説やイラストを作る必要がないラクな商売だなあ…」と外形的には見えんこともないんだが、もちろん「そんな訳あるか!」なんでしょうね。


大雑把に日本での、 私のイメージで言うと

動画だと  YouTubeニコニコ動画
イラストや漫画だと pixiv
そして小説だと 小説家になろう カクヨム

です。俺のイメージなんでいや他に大手はあるよ、となったら申し訳ない(教えてください)
今現在、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88
にて「主要な小説投稿サイト」として名前が挙がっているのは

小説家になろう
アルファポリス
E★エブリスタ
魔法のiらんど
野いちご
カクヨム
pixiv - イラストなどの投稿サイト。
comico - 漫画などの投稿サイト

これらの今の…大手の「投稿場所設置ビジネス」について、今のようにそれぞれの企業が大きくなるまでには、それぞれ波乱万丈のドラマや、あっと驚く創意工夫、経営者や名物社員?たちの立志伝がたくさんあるのでしょう。

ネットで人気の小説を紙で(も)出版するビジネスをやってるアルファポリスは、長く「1人会社」だったのが、いまや社員45人だってさ。いよっ!さすが元博報堂
そしてマザーズにも上場。


「武藤さん、会社も麻雀も上がってナンボだよ!」「会社が上がるってどういうこと?」「株式…上場!」(プロレス地獄変

http://archive.fo/BF7oB#selection-3417.1-3423.204
「創業時は、節約のためにサイトを自作するところからスタートしました。そして、ネット上で人気のある作家さんとコンタクトを取ったり、出版物が決まれば内容に関して『こうすればもっと売れるんじゃないか』という話し合いを行う編集者としての役割を果たしました。フォトショップやページレイアウト用のソフトの使い方も学んで、文章の流し込み、印刷所への入校、本が出れば書店に営業。起業から3年間は、ほとんど一人で行っていましたね」。
 アルファポリスは、長い間“一人出版社”だったのだ。そんな梶本社長のバイタリティの甲斐あってか、2003年にはアルファポリスが発掘した人気作家・市川拓司さんの『Separation』がTVドラマ化されたのを皮切りに、他の作品も映画などで映像化を果たした。たった一人だった出版社も、今では45人の社員を擁している。今年は、販売部数100万部を超えたライトノベル『ゲート』のアニメ化も決定し、破竹の快進撃が続く。


その辺について知りたいのですよ。
そういえば、ピクシブってところはどこか大手が資本を入れて買収したり、創業者がそれに不満で買い戻しをしたかったりとかいろいろあって、それだけやっぱりビジネスの規模が大きいってことですよね。

『pixiv』という聖域で、代表・永田寛哲氏が仕掛けた人事と混乱(訂正とお詫びあり)(山本一郎) - Y!ニュース https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180506-00084885/

山本一郎という問題。ついでにピクシブの件。 - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記 http://kawango.hatenablog.com/entry/2018/05/07/172522

PIXV伝

https://ja.wikipedia.org/wiki/Pixiv

イラストが趣味のプログラマ・上谷隆宏(pixiv内でのハンドルは「馬骨」)がFlickrをモデルに考案し[3]、イラストに特化したSNSとして2007年(平成19年)9月10日にベータテスト公開。その後、アカウント数が3週間で1万を突破し、個人での管理が困難になったことを主な理由に、同年10月1日よりクルーク株式会社(現・ピクシブ株式会社)が運営を行っている[4]。
同年12月18日に大規模なリニューアルを行い、ほぼ現在の形のサービスとなった[5]。pixivの好調を受け、2008年(平成20年)11月1日を以て、社名も「ピクシブ株式会社」へと変更し、同社の中核事業となった[6]。

そして、こういうビジネスで
youtubeがなんぼのもんじゃ、pixiv がなんぼのもんじゃ、小説家になろうがなんぼのもんじゃ!! われ取って代わるべきなり」

という野心に満ちた新しいチャレンジャーは出てくるのでしょうか。

そもそもカクヨムは、小説家になろうを意識して2015年に誕生したんだよね?

カクヨム
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%A8%E3%83%A0

カクヨムは、KADOKAWAが提供する小説投稿サイト。システム開発はてなが担当している。
集]
作者登録することで、無料で小説をウェブ上に公開することができる。KADOKAWAが直接運営しているサイトのため、同社から出版されている一部のライトノベルの二次創作作品の投稿が可能なことが特徴[1]。また、公式連載も存在し、カクヨム設立前から富士見書房ブランドが展開していたオンライン小説サイト「ファンタジアBeyond」も2016年6月をもって廃止してカクヨムに移行した。
対抗する『小説家になろう』などと同様に、新人発掘のための文学賞も開催しており、第一弾として「カクヨムWeb小説コンテスト」を2016年2月から実施している[1]。

KADOKAWA角川歴彦は、「既にそこは大手が独占してますよ」という業界に参入して、ジャイアントキリングを成し遂げて業界一位になってのし上がるということをしてきた人だ(テレビ情報誌アニメ雑誌、お出かけ情報誌など)。
トシをとっても、人間やるこたぁかわらねえ(笑)

そんな劇的な逆転劇がこれから生まれるのだろうか?

そんなことに関して、誰か教えて、語ってください。

まあこれだけ成長した業界だから、既に成功者のオレ語り本や「あなたも参加しませんか?」本は出ているようだ。


読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式

読者の心をつかむ WEB小説ヒットの方程式

  • 作者:田島 隆雄
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



〈小説家になろう〉で書こう (モーニングスターブックス)

〈小説家になろう〉で書こう (モーニングスターブックス)

世界的にはどうなんでしょう?1国にひとつ、「〇〇国の『小説家になろう』」「XX国のピクシブ」はあるのか

中国では小説投稿系際とは隆盛を極め、数億のアクセスがあったり、書籍化されてベストセラーになったり、アニメ化されるものも普通にある、と聞いた。
過去にこのブログで紹介したが忘れた(笑)


ほかの国ではどうなのでしょうね?
もしなかったら、「タイムマシン経営」じゃないが、その国に乗り込んでいって、現地の資本や技術者やオタク(笑)と手を結んで、自分たちで始めれば、先行者利益を得て大儲けかもしれない(笑)
いや、そんなでもないかな?

いま山本一郎氏のピクシブ記事をざっと読んだら、こういう一節がありましたね

ピクシブがより成長したり、海外へ進出するには大株主だが国内事業にしか関心のないアニメイトからの離脱は必須
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180506-00084885/


しかし、ちょっとそういう形で、その国を代表する小説・イラスト・動画投稿サイトがオリンピックや万国博のように一堂に会し、国を超えた連帯があればまた面白いのだが…しかしこんなことを言わなくても、どうせイラストとかはとっくに国際連帯してるんだよな、なんとなく知ってます(笑)


YKKさんからコメント欄で概説の文章をいただきました

ykk 2018/05/09 14:16
間違いが多々あると思いますが私の私見を書かせていただきます
ネット小説界の流れは個人HP→投稿掲示板→小説家になろうというふうに推移していったと思います
個人が自分のHPに小説を載せるようになってからしばらくしてそれらの個人HPを検索できるサイト「楽園」が出来てネット小説が探しやすくなりネット小説人口が増えました
しばらくすると個人HPは自分でサイト運営をするのが大変なので他の人のHPに投稿するという文化も生まれました
そのなかでArcadiaという個人が運営するHPが頭ひとつ抜け出て2009年には一日のユニークPV15万にまでなりました
ここは個人が運営する自分の小説を載せたり他のネット小説読者との交流のための掲示板があるHPだったのですが
そこにあった投稿掲示板に小説を投稿するスタイルがいちいち自分でHPを作らないで小説を投稿できる場として上手くハマり2万作以上の小説が投稿されるようになりました
その中にはオーバーロードダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
アクセルワールド・GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり幼女戦記などといった書籍化された作品もあるほどでした
しかしArcadiaは個人が趣味でやっていることもあり管理人が多忙で手が回らなくなったり読み手の感想がキツすぎて気軽に投稿できなくなったり掲示板方式なので小説として読みにくかったりといった不満も出てきていました
その頃に現れたのが小説家になろうです
小説家になろうも個人でやっていたけどその後本腰を入れて何回もリニューアルを行い読みやすく書きやすく使いやすくなっていきました
好きな作品をブックマークしたりその日更新されたかどうかがわかったり作者の他の作品が一覧で見れたりと言ったユーザーフレンドリーな小説投稿サイトは当時他になかったと思うので人がそっちに流れるのも当然だとおもいます
長々と書きましたがこれが私の感じたネット小説界隈の流れです
複雑になるので省きましたがネット小説の歴史を考えるときにはオリジナル小説とファンフィクションという視点もいるのかもしれないと思います
Arcadiaも元々ファンフィクションメインです
小説家になろうは健全になるためにファンフィクションを切りましたがいわゆる「なろう小説」というものはファンフィクションの延長線上にあるのではないかと私は考えています

さらにコメント

id:timetrain 2018/05/10 09:51
本流から外れたところで二次創作の小説を書いていた人間ですが、ykkさんのコメントは大変完結によくまとまっていると感じます。

詳しく描かれた考察として
https://ncode.syosetu.com/n8479er/
「なろう批判を批判する!  〜昨今のなろう批判ブームに対し、背景を大して知らねーで語ってんじゃねーよ!!と思った古参が、新参向けに、なろうが勝者になった理由と歴史を書きなぐる話〜」
が先日話題になりました。男性向けの話に偏っているとの批判はありますが、参考になるかと思われます。

さらに追記

その後2018年11月、このような記事が話題を呼んだ。

エヴァSS」から「小説家になろう」までのWeb小説年表 - WINDBIRD http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2018/11/03/203057





※ここから孫引き引用
チート能力持って医者や野球選手に転生?韓国の「異世界・チート」ラノベ事情〜日本との共通点・違い色々 - Togetter



こんな資料があるらしい(2019年の記事)
premium.kai-you.net

フィンランドで行われたべーシック・インカム「うまくいかない」との結論?


何しろ、例がこれまでなかったのだから、今回やってみた件を例としてあつかわなきゃしょうがない。もう少し詳細な資料が、今後日本語にもなるんじゃないかな。

セブンイレブンのブラックな勤務状況体験と、それへの対策を描いた漫画本があり、電子版の販売中だという。

セブン-イレブンはブラック過ぎる!?リアルな体験談の同人誌がスゴイ!労基法違反の実態をまとめてみた - Togetter https://togetter.com/li/1117643


これについて、おいらコメントした。

gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 12時間前
作者の@NaSushiiさんは、一通り印刷本の販売が終わったら、ネット上での電子書籍的配信(すいません、詳細はわからん)も検討してほしい。どこぞの電子書籍配信会社から、逆にオファーをしたりとかってないかな?

それにレスポンス


つまりここ

http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ220889/
キンドルとは、ちょっとちがうらしい。

石井和義原作で格闘技道場・興行経営描く漫画「どるから」。2巻も発売

どるから (1) (バンブーコミックス)

どるから (1) (バンブーコミックス)

K-1創始者石井館長が女子高生に転生してしまった件――!!!!!

脱税の罪で実刑判決を受けたK-1創始者石井館長。1年間の刑期を終え静岡刑務所を出所した石井館長だったが、その直後、トラックにはねられ即死。
そしてその魂はなんと女子高生・一ノ瀬ケイに乗り移ってしまう!
K-1創世記から20年――格闘界のフィクサー石井和義が女子高生に憑依(!?)し、もう一度「空手」に向き合う青春浪漫ストーリー。


どるから 2 (バンブーコミックス)

どるから 2 (バンブーコミックス)

K-1創始者石井館長が女子高生に転生してしまった件――!!!!!
そして…2巻ではなんとアイドルに…!!!?

空手道場を営む父親と慎ましく暮らしていた一ノ瀬ケイだったが、父親が突然他界。
負債を抱えていた道場をケイ一人で切り盛りするが、借金はさらに増え、ついにケイは自殺の道を選ぶ。
そんな中――脱税の罪で出所したばかりにもかかわらず交通事故で即死した石井館長の魂が
自殺で混迷中のケイに乗り移ってしまう。そして…事態を把握した石井館長は道場の立て直しに打って出る。
それはかつて己が成功したビジネスノウハウを活かして…!!

K-1創世記から20年――格闘界のフィクサー石井和義
女子高生に憑依(! ?)し、もう一度「空手」に向き合う青春浪漫ストーリー。





…たしかどこかで、こういう作品が始まったことは教えてもらったはずなんだよ。ただ、その時は

…この「信じられないアホを見る目」で済ませていた気がする。いや、その選択は間違ってたとは思わないよ、いまでも!!!!
だけれっっども。2巻が出るまで続いているとするなら、伊達や酔狂ってだけでもないのだろう。石井を批判的に表する言葉はやまほどありましょうが、「経営手腕がない」というものはいないはず。
どんな作品なのかな。
・・・・・・・・・・いや、買わないよ!!!どこかの漫画喫茶にでもあらんことを。

4月から講談社アプリ「コミックDAYS」に加入しようと思ってる ヤンマガ、モーニング、イブニング、アフタヌーンが読めるんだぞ…お得過ぎて色々考える

https://comic-days.com/

https://comic-days.com/premium


自分はそんなにアプリにどんどん加入するほうではない。かなりケチり、慎重に買い物するほうだ。その自分がコミックDAYSに入ると決定したわけだが、
どんなふうにお得かは、ここを見てもらうのが説明するより早い。
https://comic-days.com/blog/entry/2018/02/11/180000

漫画が業界として衰退している、云々とはいえ、まだまだ個別に見れば面白い作品はいっぱいあり、講談社の青年向け雑誌チームがその中核を担っているのも間違いない。
ジャイアントキリンググラゼニセンゴク。侠飯。喧嘩稼業。イサック。ヒストリエヴィンランド・サガ。天国大魔境。創世のタイガ。少女ファイト……… こういうものを、月まとめて720円、というのはまあまあお得だと思うのですよ。



にしても、この価格設定はなかなかにすごい。
これは創設初期価格で、ある程度してほとぼりが冷めたら、値上げするのかもしれないが…
ただ、もともと雑誌のビジネスモデルが「雑誌というのは赤字上等、承知の上。そこで人気になった作品を単行本として売って儲けるんだ」というものになっている以上、「雑誌」の部分でのあれこれをサービスサービスしまくっても、出版社としてはイタクもカユクもないのかもしれない。
というか、これでたとえば10万人、20万人が加入してさ、その分、紙の雑誌が20万冊流通が減ったとするでしょ、たぶん講談社的にはそれで「赤字が減る」んだよな。
そして、紙の雑誌ではもうけを製紙会社、インク会社、印刷会社、運送会社、本の取次、書店・・・・・・と分け合っていた。それを講談社が総取りっ


これはアプリ配信にしない理由が見当たらないっ(youtuber風)


しかし、それにしてもそういう計算の上で出た結論が、「その会社のカンバンとなってる雑誌6誌まとめて月720円」だったというのはけっこう衝撃的だ。

そして、繰り返しだが、このアプリに加入するごとに、書店にて購入される紙の雑誌は一部…いや単純計算では6部減る。それがコインをレジでやり取りした結果分配される書店、取次、運送会社、印刷会社、製紙会社、インク会社…は儲けが減っていく。

そんな、時代なのだなぁ。

ただ、環境問題的には地球にやさしい…


その一方で、「雑誌」というスタイルは維持される‥‥のか

雑誌とは、こういうものであった。


ただ、これは雑誌が「物理的にそういうもんだった」という面がたぶんにあるわけで…実際、雑誌を隅から隅まで全部読む、なんてことははなから出した人も想定してない。椎名誠の初期のエッセイに「最初から最後まで(広告含め)文芸時春秋を読んでみた」というのがあって話題になったくらいで。

「俺の子供のころは、好きな雑誌に載ってた漫画はなんでも面白かった」というのは、実感かもしれないし真実が含まれているかもしれないが、「かまどの火で炊くご飯はおこげもできておいしかった」「家の電話しかなかったから、ガールフレンドへの電話で親にも挨拶せねばならず、それで礼儀をわきまえるようになった」的なノスタルジーであろう。すべてバラバラに作品は売られ、個別に購入されるようになる。人気とゼニは寂しがり屋で、すでにあるところにどんどん集まってきやがるゼ……


となるか?と思うところに、今回こうやって雑誌というパッケージは維持しながら、まとめてどさっと読み放題で売る試みが始まった。

これで、雑誌が持っていた「大物作家がその人気で、これからの若い人を養い、育てていくというシステム」が維持されるだろうか??


どうなんでしょうね。

とりあえず、自分は本日夜に、とりあえずコミックDAYS!に登録し、実際に使ってみたいと思います

https://comic-days.com/