INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

修斗2022開幕戦、abemaTVで生中継(午後6時から)

プロフェッショナル修斗 2022 開幕戦
格闘チャンネル

1月16日(日) 18:00 〜 22:00

詳細情報
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日本発の総合格闘技「プロフェッショナル修斗」 2022年1月16日 東京・後楽園ホールで開催される「プロフェッショナル修斗公式戦」を生中継!

【対戦カード】
▼メインイベント 第11試合 環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦 5分3R
小野島 恒太 vs 藤井 伸樹

セミファイナル 第10試合 バンタム級 5分3R
野尻 定由 vs 中村倫也

▼第9試合 ライト級 5分3R
菅原 和政 vs 宇佐美 正 パトリック

▼第8試合 ストロー級 5分3R
新井 丈 vs 木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅

▼第7試合 フライ級 5分3R
関口 祐冬 vs 内田 タケル

▼第6試合 女子スーパーアトム級 5分2R
黒部 三奈 vs 宝珠山 桃花

▼第5試合 インフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦 5分2R
久遠 vs 加藤 春菜

▼第4試合 インフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦 5分2R
中村 未来 vs 小生 由紀

▼第3試合 5分2R
杉本 恵 vs ソルト

▼第2試合 フェザー級 5分2R
木下 タケアキ vs 工藤 圭一郎

▼第1試合 ストロー級 5分2R
阿部 マサトシ vs 牧ヶ谷 篤

▼オープニングファイト フライ級 5分2R
佐々木 駿友 vs 森田 興希


abema.tv


DEEPなどで活躍した松本晃市郎(現:芸人「ジョビン」)が格闘技雑談youtube開始

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芸人を目指していたがあまりに強すぎたので今田耕司がスポンサー、後見人になってプロ格闘家の道に、というのが無茶だわ。
というかベルナール・アッカやブラックパンサー、はては春日にいたるまで、この割合でプロのリングに立てるお笑い芸人多すぎだろ!!(なんというかファン層がかぶるからなんだろうな)

高校卒業後、芸人を目指し単身大阪に引越し、吉本総合芸能学院NSC)に入学。ボケ担当として「センターマイク」というコンビを組んでいた(2年ほどで解散)。NSCに通いながらP'sLAB大阪で総合格闘技の練習を始める。その後、同じくP'sLABに通っていた八木真澄(サバンナ)と知り合いになり、その縁で今田耕司山下しげのりジャリズム)に紹介され、今田が道場長を務める今田道場の所属選手となり上京し、2006年にアマチュア総合格闘技デビュー。
ja.wikipedia.org

雷暗暴中尾受太郎Barbaro44大塚隆史昇侍、長倉立尚に勝ってるなんてすごすぎるだろ!まあ、一番印象に残ってるのは菊野克紀に三日月蹴りで負けた試合なんだけど(笑)
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ゲーム配信が主らしいが、この前のこれが評判だったから、格闘技語りにも本格的に参戦するのかな?
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【速報】榊原信行RIZIN代表が、ついに「シバタ―vs久保優太」に見解を表明(動画)/ちょっと裏道の「真剣勝負論」を正式採用してて興味深い(喧嘩稼業的な…)

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結論として、2人の永久追放はない、という。

実は、非常におもしろいはなしで、ああいうシバタ―vs久保の「結果」によって、いわば『喧嘩商売』メソッドというか、「事前に話し合いをしたのは、相手に油断をさせて、最終的に勝利するため。それも(最低だが)勝利を目指した一つの戦略、努力」という読み替え?をすることによって、逆にその試合を真剣勝負の中に入れることができる、という、そういう論法を使っているのだ。



これは、ちょっとだけは予想してた(もちろん8割がたは「いやいや、リアルな話ではまさか…」である)けど「なるほどその手があったかー」と思いましたね。もちろん、いろいろそれに対して反論というか再質問もありますが、超おもしろかったのも事実。

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真剣勝負の勝負師だからこそ、泣き落としの八百長も持ちかける、という逆説(月下の棋士の大原巌)

高校の柔道、ラグビーなどは「脳震盪選手は出場できない」よう定まってたらしい。好ましい変化。

柔道漫画で、おそらく「YAWARA!」以来のアニメ化が決まっている「もういっぽん!」現在の雑誌連載では、インターハイなどと並ぶ「金鷲旗」大会を描いている。
柔道部物語でも途中、この大会が描かれたが最後では、「この部は金鷲旗も制覇し…」とナレ死ならぬナレ優勝をしていたな(笑)

それはともかく、激闘の末に主人公のチームは3回戦を勝ち上がったが、一人がこうなった。

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もういっぽん! 今の高校柔道では脳震盪選手はしばらく試合ができない

へえ!いまはそうなっているのか。
資料を探す……

http://judo.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/anzen-shido-2020-5.pdf
重要なのでまるっと引用しよう。

⑷ 脳しんとう後の競技復帰
 医師の診察で「脳しんとう」と診断された場合には、その日は練習や試合に復帰してはいけません。精神的・肉体的な安静を十分にとります。
 子どもや若年者の脳しんとうは、長引くことがあります。また、一度脳しんとうを起こすと、2 回目の脳しんとうを起こす危険性が高まります。脳しんとうを繰り返すことで重症化する危険もあります。
 したがって自覚的・他覚的症状の消失後に段階的競技復帰手順(表 1)を用いて、各段階を24 時間以上かけて慎重に復帰します。これはすべてのスポーツで脳しんとうに共通して国際的に用いられているものですが、2016 年の国際スポーツ脳しんとう会議で少し変更され、段階 1 が「活動なし」から、「症状が悪化しない程度の活動」となりました。したがって日常生活はこれまでどおり送れますが、柔道は見学程度にしましょう。
 段階 2 は歩行や自転車など軽い有酸素運動、段階 3 は頭に衝撃や回転が加わらない程度のランニング、腕立て伏せや腹筋、背筋などの補強運動、一人打ち込みなどとし、段階 4 は接触のない受け身(前回り受け身含む)、補強運動、打ち込み、寝技など徐々に練習に精神的・肉体的負荷を加えます。もちろん各段階の経過中に症状が出れば安静とし、症状が消失したら一つ前の段階から再開します。段階 4 まで進んだ後に症状がなければ、医師の診察を受け、さらに段階 5 へ進むことが可能かどうかのチェックを受けます。
 頭部画像検査で異常がなくても、自覚症状があれば、指導者は練習復帰を許可してはいけません。段階 5 では投げ込み・約束練習、乱取りなど接触を伴う練習に参加させます。指導者は脳しんとうを受けた競技者の受け身の取り方、技の攻防における技術、練習態度や心の持ち方などに問題点はない、試合に参加可能かなどの判断を行います。可能と判断すれば、段階 6 で練習試合などを経て公式の試合に参加を許可します。

うーむ、まことに立派な指針だ。だが、これだとおそらく、トーナメント中に脳震盪を起こしたら、もう最後まで復帰できないみたいだね…。

そして漫画じゃなくてリアルでも、実際にラグビー…昨日花園で優勝高校が決まったが、その準優勝チームでも発生したらしい。キャプテンは、夢の全国出場時間が「計10分」だったという。

「誇りに思う」 主将の矜持最後まで 国学栃木・脳震とうで出場停止の白石 全国高校ラグビー

……約1年前の部員投票で、チームメートから満票で選ばれて主将に。吉岡肇(よしおかはじめ)監督に「うちの大黒柱」と言わしめるほど、厚い信頼を寄せられていた。

 しかし、花園は悔し涙のスタートとなった。初戦の松山聖陵(愛媛)戦の前半13分、タックルの際に味方と頭部がぶつかり、負傷退場。脳振とうと診断され、大会規定により全試合の出場停止が決まった。最初で最後の花園は約10分で“閉幕”。
(略)
それでも「チームの命はまだ続いている」と、主将としての矜持(きょうじ)が前を向かせた。練習では指導役に回り、試合中はベンチから仲間たちを何度も鼓舞。「和輝を日本一の主将にする」。チームメートたちも主将の不在をばねに一致団結し、快進撃を続けた。
news.yahoo.co.jp


「健康を増進し、けがを防ぐのが普通のスポーツ。しかしチャンピオンスポーツは、けがのあるところからどうするかでしょう!」みたいな議論も一方である(けっこうなOBから出るんだよ…)のに、こうやって決めたのはやはり英断だ。
たぶんこの横断的な感じだと、文科省厚労省か、そういう国のしかるべきところから指示が来たんじゃないだろうかと思う。勝手に推測だけでいうけど、担当のお役人GJ。


実は「脳震盪」は、格闘技にも深く関係する話題として、ほぼ10年ぐらい前からトピックが挙がっていた。
これを追っていたのは「OMASUKIFIGHT」なのだが痛恨の、サイトごと過去記事消滅!…なので、うちのただの引用記事がいまや貴重な資料だ……

Yahoo! Sports によると、75名の元NFLの選手が今週、脳震盪の悪影響について情報を隠蔽していたとして、米NFLに対する訴訟を起こした。NFLでは長年にわたり、脳震盪が負傷を悪化させたり、影響が蓄積することはないと主張していたが、昨年になって、認知症や記憶喪失などの症状につながりうることを認めていた。

フットボール界にとっては「パンドラの箱」を明けてしまったと報じる向きもある。

もし原告に有利な判決が出れば、MMA選手にとっても無関係では・・・(略)
m-dojo.hatenadiary.com

21世紀すぎぐらいに、脳震盪に関して新たな知見が加わり「悪影響は意外なほど大きい」とされて、大事をとるようになったのだ。特に復帰までの時間について。


そもそも、最初に「もういっぽん!」について触れたが、まだ20世紀の作品であった「帯をギュッとね!」では後半のライバル校のライバル描写で、練習中に脳震盪を起こした選手が意識を取り戻すと、すぐに「やれます!」と練習に復帰、それを監督が「いい根性している!」と頼もしく思う…という場面がありましてね。

まあ、30年前になろうかという時代に描かれた作品から、スポーツ医学の知見が進歩していなかったら困るんだけど、
それでも、脳震盪の選手が以降、欠場になるということが当たり前に発生し、当たり前に物語にも描かれるとすればいいことだ(もちろん、そういう事態の発生を防げればそれに越したことはない)

以降、もういっぽん!では4人での戦いになる。
そこからドラマを作れればいい。

「魔法の水」という言葉をご存じだろうか。ラグビーの試合中に選手が脳震盪で倒れたときに、ヤカンに入れた水(=魔法の水)を選手の顔にかける。選手は水の刺激で気を取り戻し、競技に復帰する。観客はそれを、拍手でもってたたえる。
いま、プロの公式戦でそのような姿をみることはなくなった。なぜなら、脳震盪の症状があらわれた場合には、試合を続行してはならないという考えがスポーツ医学の常識となったからである。「魔法の水」の時代は、もう終わったのである。
(略)
仮に羽生選手が脳震盪であったとすれば、羽生選手は、医師の管理下にあったと考えられるため、それでも「受傷後最低24時間」は安静にすべきだったということになる。…(略)…そのことは個別の問題として置いておくとしても、どうしても気がかりなことがある。それは、脳震盪に対する関心の低さと、脳震盪(の疑い)を乗り越える姿が美談化される日本のスポーツ文化である

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相撲の初場所前は「大相撲どすこい研」(BSP)と「大相撲がっぷり総見」(BSフジ)

今回はちょっと時間が重なっちゃうんだけどね


「大相撲がっぷり総見」(BSフジ)

2022年1月8日(土) 14:00~15:25
~令和四年幕開け!!初場所を百倍楽しく見る極意~
2021年は日本中がコロナに翻弄された1年だったが、角界照ノ富士に沸いた1年だった。
照ノ富士は関脇の地位で初場所を迎え、夏場所には大関、そして秋場所横綱と一年で登り詰め、昇進後は二場所続けて優勝。先の九州場所では白鵬の引退で一人横綱となった照ノ富士だったが、その重責を跳ね除け堂々の全勝優勝で一年を納めた。
今回は、九州場所の取り組みを振り返りながら、1月9日から始まる初場所の行方を朝日山親方が徹底分析する!
www.bsfuji.tv

「大相撲どすこい研」(BSP)

「徹底調査!初優勝のウラに○○あり!?」
初回放送日: 2022年1月8日

初優勝が現在6年連続で達成中の場所とは?初優勝の時は14日目に何かが起こる?45回も達成していても初めは大切?視聴者が選んだ「忘れられない初優勝」は果たして誰?

斬新なデータから大相撲の深~い世界をさらに掘り下げる番組。今回のテーマは「初優勝」。力士の誰もが目指す幕内最高優勝、だが実際に手にしたのは全体の1%。どんな努力を重ねたのか、それまでと何を変えたのか、初優勝したての力士や親方が明かす。年間6場所の中で初優勝が生まれやすい場所とは?新入幕から何場所目がチャンス?初優勝が多いのはどの番付から?様々な条件を探りながら次の場所で初優勝しそうな力士を大予想!

1月8日(土)午後3:00ほか 放送予定へ

www.nhk.jp


「シバタ―はアウサイでも”やっている”。ジャーマン見れば、自分はわかる」~宮田和幸氏が告発

宮田和幸氏は今回の騒動で直接的に、もっとも大きな被害を受けた人間だ。


そして氏は、動画をあげている。


www.youtube.com

ただ、今回の問題とは別の話が、動画で出てきた。
この動画で…


基本、動画は見る習慣が無いタイプだけど、そりゃ見るよ。



3分~5分の間の発言

何年か前。、アウトサイダーかなんかで、ディファ有明でやったとき
シバタ―がジャーマンをしてんのかされてんのか・・見破っちゃったんだよね俺。


シバタ―とか全然しらなかったけど、ああ、あいつプロレスやってんな、と。
勝ったのかな、負けたのかな。

これ、シバタ―にも伝わってると思う。共通の知り合いを通じて「アイツ、ガチンコやってないだろ」って感じでいったことあるから。


聞き手が「自分も思い出しました。控室で見てましたね。けっこう綺麗な、プロレスみたいなジャーマンでした」



僕がジャーマン得意なんでわかる。プロレスとかは自分が飛んでるね。それをやってた


あと僕は(相手の)手首とっていってるから投げられるし、倉本や太田のジャーマンはグレコ風に一瞬で持ってくから投げられるんだけど(シバタ―のそれはそうでかった)


プロがみたら、レスリングを俺らぐらいでやってたらわかるんで。


そこに久保君がのっちゃったんだね。


自分はシバタ―の試合をアウサイで2回見てるのかな。で、片方はホーガンのコスプレで、かなり長い時間をプロレスっぽい物まね的な動きをしていた。
確かその時「ここまでやってもいいのか?」と思ったが「猫だまし的に、相手の隙を、不要な動きをすることで誘おうとしている、と主観的には説明できるかも」&「結局自分が楽しく戦う・目立つことを(内心において)主目的としてる人間が、客観的には不要で隙を生む動きをしてるってこともあるのだろうな。マラソンで仮装して、踊りながら走ってる参加選手と同様で、それを禁止する方向性もアリだが、ギリギリOKとしてもいいのだろう」というふうに思った。

ただ、もし相手と「協力」していたら、これはまずい。


この試合か!!??


www.youtube.com

動画でいえば7分の時、ジャーマンと言うよりバックドロップなのかな(後ろへの反り投げであることはかわらない)

【追記】
一方で、こういう情報も寄せられている

これだと、まずやってるのが「ZST」ということになり、さらにややこしい。(宮田氏の記憶も「アウサイかなにか」「やったかやられたか、勝ったか負けたか」とあいまいだ)
動画は見つからないがウィキペディアに記述がある。

2015年11月22日、ZST平信一との対戦。「有明大決戦!!タイラ vs シバター」と銘打たれた[54]。試合ではプロレス技、ロープに飛んで攻撃を狙うなど奇抜な行為を仕掛けるが逆に平から2R目の1分30秒にジャーマンスープレックスを決められ敗戦した

今回の話は、なにしろあの宮田和幸がジャーマンの技の入り方について語る、なのだから、説得力は十分どころか十二分、200%なのだが、ただそれでも、今回のように当事者の告白や録音、画像がどうこうという話じゃないから、そこから処分は難しいかもしれない。
可能性としては相手におかまいなくいわゆる一方的に手を抜く『片八百長』もあり得るし。


そもそも、アウサイ(追記 もしくはZST)の競技や記録を統括しているところが、遡って過去のレコードや競技内容をジャッジし得るような権限があるかないかもわからない(まあ、今から決めることとかもできるのだろうけど)


ただ、アウトサイダー(追記 もしくはZST)が「競技」(それは全く疑いないところだ)である以上、今回の宮田和幸氏の指摘を、そのまま放置するわけにはいかない、というのも間違いない。

また、宮田氏の話でいえば、今回の久保と同様に、そのシバタ―の「相手」も、関わっている話になるわけで…

パッと即断即決で処理できるっちゃできるが、難題といえば難題な部分もあろうよ。

RIZIN、バンタム級トーナメントや朝倉未来vs斎藤裕の感想

その他の試合感想


トーナメントの「扇久保博正選手優勝」
自分的には全く予想確率ゼロでした。
扇久保選手4強入りの時点で「あれま意外な」という感じだったしー

井上直樹はちょっとスタミナを浪費するかもしれないが、怪我なしで決勝上がれそうだから有利だなと思ったりー

衝撃の井上配線の映像を見たあと
「あーこれで優勝は朝倉海、か。」と思ったしー

朝倉未来斎藤裕にかった後
「あーこれで主催者万々歳の『朝倉兄弟勝利で揃い踏み』かー」と思ったですね。


つまり扇久保優勝と言う発送は最後の最後まで無かった。


決勝は前の記事で書いたように「主催者の思惑に反した結果になってほしい」の法則で心情的には扇久保を応援していたのに、です。「扇久保に勝ってほしいけど、難しいだろうなあ」という感じで見てたんです決勝戦


しかしあの結果だ。
今回の勝因とかも う、ぶっちゃけ自分がなにか分かることはないだろうと思う。


技術を専門的に論じた記事とかは、ここにある(タグ経由で知った)
theanswer.hatenablog.com


ただそれでも素人の気楽さで言わせてもらうなら、やはり「殴り合いの呪い」から解き放たれ、「隙あらば組んでいって上になるよ」的な戦い方をすれば、色々違ってくるということではないか。朝倉海vs扇久保の第一戦をみれば、やっぱりそういうもんなんじゃないかなあ、と。

天才をうたわれた井上直樹からの逆転劇も、けっきょくそこのところだったしね。



RIIZINをみて思うのは、 コーナーでの押し合いの攻防で動きが止まった時はそれなりにブレイクがあるけど、寝技状態だとほとんど膠着ブレイクが起きてないなあということ。

そこは多分ルール運用は変わってるんじゃないかと思う。

また客も、確かに派手な殴り合いが一番盛り上がるけれど、さすがに令和になって寝技の攻防それ自体に文句をつける人は減っている気がします。扇久保の今回のような勝ち方をこれから「狙う」人間が増えてきたらどうなるだろうか。
そういう点では、朝倉海的な選手、あるいは瀧澤、昇侍的な選手に「自分は1,2発貰う覚悟で、とにかくテイクダウンしに行きます、あなたの打撃と俺のタックル、どちらが決まるか勝負です押忍」とはなから宣言して試合に臨んだりしたら面白いかと。

そう、つまり太田忍選手がこのあともうちょっとだけ経験を積んだら、朝倉海選手と対戦してもらったら面白いと…もちろん、スクランブルで、あるいは下から切り返す寝技の多彩さがあると(今成正和井上直樹もそうだろう)太田には不利で、これは相性の問題だが。


さて井上直樹の敗戦はどうなるだろうね。なにしろ最終目標が「UFCに再度行く」でぶれない以上、レコードが綺麗であることが一番重要らしい。
「扇久保に敗戦したイノウエ」だと、売り込みが難しくなるのは明白。
そもそも今回は1Rで圧倒し、2R以降は急に失速した感があるけどなんだろうか。

それでももちろん井上は、朝倉海と同様にRIZINの主要登場人物として今後も重宝されると思うが「井上の視点から、この後誰と戦うことでUFCに近づくか」となると難しい。

もちろん井上直樹vs朝倉海も観たいが。

そのへんのことを代理人シュウ・ヒラタ氏が今晩トークするから、何か語るかもしれない。


朝倉未来vs斎藤裕は文句がない試合。
だから語ることも多くない(笑)みごとでした両者。
ただ、朝倉「兄弟」両方だけど、やはり「寝技を拒否する力」がなぜかある。バックボーンや技術を見てもよくわからないが、とにかく倒されるのを拒否するし、倒されてもすぐ戻るわけで、K-1やシュートボクシングからRIZINに参戦した選手がしばしばいけにえになるのとはやっぱり違うわね。
海も結局、扇久保のテイクダウンに負けたけど、かわす場面はなんどもあったし、未来は結局1回か2回だし、抑え込まれなかった。
打撃自体よりそれが天性の資質だわね。

ほかの試合も、また機会があれば。