衝撃です。
言うまでもなく堀口恭司 対朝倉海 の結果である…
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ご多分に漏れず自分も、堀口恭司 の完全勝利を予測していた。普通に実績や経験見てそう判断したので、あまりに平凡なよそうだったから事前にブログでは書いてなかったのだが…
とはいえ、結構不安視していた部分もあったのもこれまた事実だ。ただその不安視というのは「あまりに格が違いすぎて、ほんのちょっとパンチでぐらついても、それだけで朝倉にとってはプラス。そういう場面もないノーヒットノーラン の試合ができるか」「どんな無理があるマッチメイクでも、一発が入るというのはありえるから」ぐらいの不安だった。
この1勝で朝倉兄弟はずっと食えていい
このフレーズ自分で作ったから覚えてるけど(笑)所英男 がアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ 相手に…HERO'sで ジャイアントキリング を成し遂げた時に思いついて書いたフレーズだった。本当にそれ以上の衝撃だし、あの時より何倍も情報の流通はスピーディーかつ膨大になっている。試合直後にすぐに英語で Kai ASAKURA や HORIGUCHI で検索したら、バッーっと広まってたからね
実はずっと「今回は朝倉はついに負ける」とRIZIN のたびに思ってた。兄弟合わせて
そもそも朝倉兄弟は、今回の試合も含めてすでにRIZINでは10勝0敗らしいんだが、そのすべてで「今回ばかりは勝てないだろう。アマチュア 大会のアウトサイダー と、本格的な MMA はまた別だからねやっぱり」と予想し続けて、この結果。 もし日本に ラスベガス同様の、MMAへの賭けシステムがあったら、この二人のために大損していただろう。
比喩で言うなら
映画「ロッキー」第1作で、 ロッキーはまさに「無名の若者でも王者に挑戦するチャンスを与えられる、それがアメリ カンドリームだ」という意味合いで王者とマッチメイクされ、それでも頑張りに頑張ってフルタイム判定に持ち込んだ…ことで感動巨編となった。その映画が1ラウンドで、 ロッキーが王者を破って戴冠するという結末だったようなものだ。
あるいは…これは古参の MMA ファンにしか通用しないたとえかもしれないが「大山峻護 がヴァンダレイシウバをPRIDE―14で破ったようなもの」とも言えそうだ
VIDEO www.youtube.com
だからある意味「大山がシウバを破った世界線 」に我々が入り込んでしまった、と考えることもできよう。
煽りビデオでやっていた「朝倉未来 の堀口分析と戦略」はどこまで正しかったのか。
これはここから、試合前のトーク が解禁されて「答え合わせ」が可能になるんだろうけど果たしてどこまで、 どんな堀口分析があったのか。ああいう技術的な予想というのは、しばしばハッタリだったりするのだけど(TKの煽り映像でよくあったよね(笑))朝倉は「未来の分析力はかなりすごい」 ということが時々取り上げられることもあったので、今回も戦略分析が重要だったかもしれない。そうなると「ゴング」記事が やはり重要になってくるだろう
twitter のトレンドを一時席捲。彼らの「知名度 」ここまで高かったのか
昨日「堀口恭司 、RIZIN 、朝倉兄弟、朝倉海 」…などが次々とトレンド入りした。そういえばこういう名前もほとんど Google 音声入力で候補に上がるもんな(RIZIN だけが変換が難しい)。なんだかんだとフジテレビ地上波で低視聴率だったとはいえ何度も大会が放送されていた。この大会は GYAO とスカパーだけでの生放送だったとはいえ、すでに彼らは大物有名人だったのだ。世間一般的にも…… 特に堀口恭司 がライジン ・ベラトール二冠王だったことなども、知られていたのかな。堀口朝倉トレンド入り
年末までは再戦で引っ張るとして、その後、朝倉は四天王+ビクター・ヘンリーに追撃されると思う
まだ自分は、朝倉海 がトップ中のトップになっているとは思っていないのだ、この期に及んで(笑)。
RIZIN バンタム四天王は彼より上だと思うし、今回苦戦しつつ「裏三角」で一本勝ちして、ほんとにキャッチレスリング らしく勝ったビクター・ヘンリーも資格があると思っている。今回はヘンリーを中心に記事を書きたかったのに……
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前田日明 が言っていた「アウトサイダー から世界チャンピオンを出す」は、この時点で実現したと言っていいのでは。
タイトル戦が行われるのはこの後らしいけど(つまり年末に堀口対朝倉弟のダイレクトリマッチが行われるということだ) 、この時期の堀口恭司 に勝つということはそれだけでもベルト抜きで「世界王座」であることに間違いはない。朝倉兄弟がアウサイを出るときに一悶着あったことは周知の事実だし、前田日明 のRIZIN への思いは立ち上げの時に随分と聞いたから、「前田日明 の目は確かだった!」「さすがアキラ兄さん!!」とかは逆に嫌味になるようにも聞こえるけど、 偶然にせよ必然にせよ、そういうファイターがデビューしたり頭角を現すきっかけになったプロモーションは、そのことをドヤ顔で誇る資格はある。
ヒョードル に続き(ダン・ヘンダーソン やアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ も入れていいかも)KAI ASAKURA を 一流の格闘家に育て上げたプロモーションはともにAKIRA MAEDA の立ち上げた団体である…というのは、前田日明 が「ガチの」格闘技界で(「選手として」の代わりに)認められるべき確かな称号として評価されるべきだろうね。