INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

崔洋一氏逝去。撮影現場では「監督がここでスタッフを殴った」マップが作られるほどだったとか…(自分の発言より)

「月はどっちに出ている」「血と骨」など在日コリアンの物語をリアルに描いた作品で知られる映画監督で、前日本映画監督協会理事長の崔洋一(さい・よういち)さんが27日午前1時、ぼうこうがんのため死去した。73歳。
(略)
大島渚監督の助監督を経て、1983年に映画監督デビュー。93年、在日コリアンが主人公の「月はどっちに出ている」で数々の映画賞を受賞した。

 2004年の「血と骨」で日本アカデミー最優秀監督賞などを受賞。

nordot.app

安らかであらんことを。
「月はどっちに出ている」は、北朝鮮に渡った親戚に日本在住のものが送金する場面とか、自分たちの「苦難のルーツ」を、己を劇的に見せて女性を口説くテクニックとして使う場面、とか、そんな風景も描いて反響を呼んだのだった。
当時は、そういうものは、崔洋一氏しか描けなかった。今なら描けるのか?…はよくわからぬ。

トータルな映画作品、エンタメとして、面白い作品か?ときかれると、まあまぁ、そこそこに面白い、というのが個人的な感想。


崔洋一氏と「映画現場の暴力」について

これ以上やると、現行犯逮捕します


──今回の撮影は、真夏の沖縄で過酷だったと聞きました。そもそも崔監督の現場自体、過酷だという噂をよく耳に挟みますが。
崔監督:そんなことないんですよ(笑)。僕自身、60歳近い大人として、それなりの常識は身につけているので。
 ただ、常識があれば非常識だってあるわけで、いろいろなことが行ったり来たりするんだと思うんですよ。それこそ、うまくいく日もあれば、いかない日もあるし、僕の中にも、楽天的な部分と神経過敏な部分とがある。それが、撮影現場の雰囲気を醸し出していると言われれば、事実だと思います。うまくいっているときは機嫌が良いし、いっていないときはものすごく機嫌が悪いので。非常にわかりやすいんです。


──機嫌が良いときと悪いとき、どっちが多いのでしょう?
崔監督:それは、特に数えているわけじゃないので(笑)。
 そう言えば昔、Vシネマが流行っている頃に、今回と同じ沖縄でロケをしたことがあって、ある日、スタッフルームに行くと、地図上のロケ地でもないところに赤いマークがいっぱい貼ってあり、みんなクスクスと笑ってる。俺は地図を見ながら、「何だよ、このマークは。ロケ地と近いじゃないか」と問い詰めるんだけど、それでも笑っていて。で、さらに問い詰めながら気づいたんだけど、マークが貼られている場所は、俺が怒って、誰かを殴った場所だったんですね(笑)。


──殴られた本人も、その場にいたんですか?
崔監督:一緒に笑っていました。あと、忘れもしないんだけど、イラン・イラク戦争の終わり頃に、米軍基地の前でトラックが走るシーンの撮影をしていたんです。道路使用許可証は取ってはいたんだけど、ちょうど、担当が近くにいないときがあった。
 そんなことも知らずに、堂々と機動隊の一個中隊の前で撮影していると、中隊長がやってきて、「念のため道路使用許可証を見せてくれ」と。それで俺が、「おい、道路使用許可証だって、早く持ってこい!」と製作部に言ったら、慌てて担当者がやって来たものの、「あのー、あのー」と口ごもってる。業を煮やして「いいから早く出せよ」と言ったら、「担当が持ったまんま、次の現場に行ってまして」と。それを聞いてカーッとなっちゃって「てめえ、この野郎、出せって言ったら出せ!」と。
 直接、撮影の邪魔になっていたわけじゃないけど、そのときの俺にとっては機動隊の一個中隊が目障りだったのでしょう。向こうにとっちゃ、逆に「何だ、こいつら」って感じでしょうが。それで職務質問代わりに軽く聞いたつもりが、いつの間にか、俺に製作部の若いスタッフが殴られている状態になっていて。さすがに中隊長も慌てたみたいで、「監督さん、それ以上やると現行犯逮捕します」って(笑)。

www.moviecollection.jp


それでも、日本映画監督協会の理事長に、つい最近まで18年にわたって君臨(別に引責で辞任したわけではない。理事長退任後も理事としてとどまる)したのだから、いろいろといいところがあったか、あるいは監督協会がそういう組織なのか

歴代理事長プロフィール
崔 洋一(2004~2022)
https://www.dgj.or.jp/about/prof/

崔洋一氏から禅譲を受けた・新理事長もこうあいさつしてる

すべての制作現場において、あらゆる暴力やハラスメントを排除していくのは当然のことであり、それを生み出してきた幾多の要因を真摯に検証し、具体的に改善していかなければなりません。2019年より映画製作者連盟や映職連など映画・映像諸団体が取り組む「映画制作現場の適正化」ガイドライン策定に私たちも参加してきましたが、この取り組みが実効性を持つよう今後も積極的に関わっていきます。当協会内においても、これまで許容されてきた価値観や意識の改革を図るべく、これらの問題に関する議論を重ねております


それでもそれへの批判的視点とはまたべつに、追悼の花を手向けたい。

ドイツがウクライナ飢餓虐殺(スターリンのホロドモール)を認定、でいくつかの過去記事紹介

独、スターリン時代のウクライナ大飢饉を「ジェノサイド」認定へ

2022年11月26日 14:59 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
このニュースをシェア
独、スターリン時代のウクライナ大飢饉を「ジェノサイド」認定へ
ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンの肖像(2022年11月7日撮影)。(c)Alexander NEMENOV / AFP
【11月26日 AFP】ドイツは来週、ソ連の独裁者ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)の統治下で1930年代にウクライナで起きた人為的な大飢饉(ききん)「ホロドモール」をジェノサイド(集団殺害)に認定する決議案を採決する。

 決議案は、ロシアに侵攻されたことでウクライナが今冬にも食料危機に直面する恐れがあることから、「警告」として中道左派の与党連合と保守派の野党が共同で

www.afpbb.com


そもそも、この他国の歴史的な出来事を虐殺その他と「認定」するという営み自体について…これが最近の、特に欧州などでの流行というか流れになっている、という話が、最近紹介したばかりの新書「歴史修正主義」の、後半の章で大きく分量をとって紹介されている。

m-dojo.hatenadiary.com


フランスには「1915年のアルメニア人ジェノサイドを公式に認める」という一文だけが書かれた、罰則も何もない奇妙な法律がある。

これは、ヨーロッパを中心に世界中に散らばったアルメニア難民(移民)が、影響力を発揮しトルコでアルメニア人のジェノサイドが行われた、という歴史見解をロビー活動の形で活発に繰り広げているからである。そしてそれに対してトルコが官民を挙げて猛反発しているという 。

何しろトルコ国内では「1915年のアルメニア人虐殺はジェノサイド」 とみなす言説を逆に法律違反としているんだ。



しかし「ナチスホロコースト否定は犯罪である」とヨーロッパ諸国が規制した結果「それならアルメニア人虐殺はなぜ否定論を犯罪としないのか、不公平だ」といった声が、アルメニア系の団体から…(略)…それが飛び火して「フランス革命で革命派が王党派を多数殺害した、ヴァンデ叛乱の鎮圧もジェノサイドと認定せよ」という声まで……

欧州議会は2008年、独ソ不可侵条約が締結された8月23日を公式に「スターリニズムとナチズムの犠牲者のヨーロッパ追悼の日」と定めた。現在は名称が変更され「全体主義の犠牲者のヨーロッパ追悼の日」に。
(略)
特に「カチンの森事件」などを経験したポーランドは厳しい…その一方で「ポーランドもドイツ占領後、ユダヤ人迫害に加担した」といった言説も、違法化……


ウクライナのホロドモールに関しては、それを隠蔽してソ連賛美を振りまいた当時の記者が「ピュリツァ―賞」を受賞しており、その受賞歴を剥奪せよという「キャンセルカルチャー」?が……

m-dojo.hatenadiary.com
ウクライナ人抗議集団が18日、マンハッタンのニューヨーク・タイムズ本社前に集まり、1932―33年の間に発生したウクライナのジェノサイド事件を隠蔽したことで、同社の元モスクワ駐在員ウォルター・デュランティ氏のピューリツァ賞(1932年)を取り消すよう求めた。


 旧ソビエト政権のスターリン時代、1932−33年の間モスクワ当局が意図的にウクライナの1,000万人近くを餓死させた際、デュランティー氏はその事実を隠蔽工作したとされている。同氏はニューヨーク・タイムズのモスクワ支局勤務中、ソビエト当局と強い癒着を形成した。当時、ソビエトウクライナへの支配力を強めるため国内統制を行った。同氏の虚偽の報道は海外の公論を戦略的に欺くために大いに役立った経緯がある。


 同氏は、1933年11月15日号で「飢饉や飢餓などなく、将来も全く無いだろう」と報じ、同年8月24日号では「飢饉等の報道があったとすれば、それは誇張か悪意のある宣伝」と報じた。同氏はさらにウクライナの真実に触れようとする外国人記者たちを「全くの嘘つき」と攻撃…(略)

この記事を読んだら、栄えあるピュリツァ―賞の歴史に名前を刻む「ウォルター・デュランティー」という人物の名前(悪名)を持ち帰ってください。



m-dojo.hatenadiary.com


 1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズ(ジェームズ)には、大いなる疑問があった。世界恐慌の嵐が吹き荒れるなか、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのか。その謎を解くために単身モスクワを訪れたジョーンズは、外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、すべての答えが隠されているウクライナ行きの汽車に乗り込む……
www.youtube.com

これをテーマにした読み切り漫画があった

m-dojo.hatenadiary.com

たぶん偶然もいいとこだろうが、チャンピオンREDに、ウクライナ・ロシアに関係する読切が載っている

いや、企画・執筆・掲載時期からいっておそらく偶然よ??

「ホロドモール」について解説がある読み切り漫画「泥の季節の嘘つき少年兵」

チャンピオンRED 2022年3月号掲載

ちょっとストーリーの機微にわたるため、詳細は避けるが、・・・・ただ今となっては「ウクライナソ連ナチスドイツ」の複雑微妙な話まで入ってることになり…何とも掲載時期が、偶然の巡り合わせでちょっと注目を浴びることになってしまった。

立件民主党(ママ)の尾辻かな子氏は、拳一つでアジアを制したカラテの猛者!だった(※公式サイトより)

「これは事実談であり……この前衆院議員は実在する!」


さて、
ちまた(※はてな限定)の話題を独占してるわけですが。

b.hatena.ne.jp


togetter.com

togetter.com

こんなに話題になっている以上、おまいさんたちはちゃんと同氏の公式サイトを見たんだろうね。なに、見てない?困った奴らだ!!!

ほい。
otsuji.club



プロフィール|尾辻かな子公式WEBサイト
そのまま引用す。(2022年11月27日現在)

衆議院議員(立民主党)。前大阪府会議員、前参議院議員
一般社団法人LGBT政策情報センター代表理事

社会福祉士介護福祉士
MSW(医療ソーシャルワーカー

日経ビジネス「2014日本の主役100」、2019年「第198国会 三ッ星議員」、文藝春秋2020年の論点「注目すべき若手議員七人衆」に選ばれる。

尾辻かな子 所属政党と経歴、特技に注目

ま、単純な誤字である。おもしろいかおもしろくないかといえば、おもしろいけど。



そんなことはどうでもいいんだ。
こっちを見ろ!!!



1974年生まれ。同志社大学商学部卒業。
空手道二段、テコンドー初段。
「誰も置き去りにしない社会」をモットーに、地域で活動中。

1992年 空手道全国選抜大会優勝(個人組手)アジアJr.空手道大会優勝(組手・17歳の部)(空手道2段)
1993年 兵庫県立夢野台高等学校 卒業
国立高知大学農学部森林科学科 入学
1995年 ソウル大学校語学研究所に語学留学 テコンドーの練習に通いながら、ちょうど韓国独立50周年の時期に遭遇し、国家と歴史の問題を考えさせられる経験をする。
1997年 同志社大学商学部入学。テコンドー同好会でシドニーオリンピック予選に挑戦…(後略)


なんと……アジアを制した魔性の拳!!
アジアといえば、何が待っとるかわからん神秘ゾーン……ガマ・オテナやその一番弟子ウォン・チュン・キム、さらにはキング・コングや、九竜城に君臨する「でかいがウスノロじゃねえ、ちゃんとカンフーを使いやがる」巨人とかがいるわけですよ。そこで、拳一つで、若干17歳の時に頂点に!(17歳の部だから当然だけど)
ぜひ、これを公式サイトのトップページで見せてほしいんだけど。
そうすれば武芸の達人であることは皆に伝わり、選挙での返り咲きも間違いなし。

プロレススーパースター列伝 カブキ伝説の、指第一関節曲げ
<>
プロレススーパースター列伝 カブキ伝説の、指第一関節曲げ


そして、それに飽き足らず、韓国ケンカ旅行!

1年前に、ようやくカラテ出身の人間が日本国の総理大臣になったが、次なる地位を狙うのは、カラテの系譜をつぐこの人…

しかし、アジア一帯にその名を轟かせた人間が、なぜ「二段」なのか?
もちろん言うまでもない。画想を張るまではある。

プロレススーパースター列伝 5段や6段をホイホイくれるような相手なら…

m-dojo.hatenadiary.com


「5段や6段をホイホイくれるような相手なら、こちらで断りますよ」

そういう、ことである。


いろいろ論争はやかましいが、

(略)わたしたちは 真剣かつ冷静に この前議員をみつめ ・・・ そして その価値を 読者に問いたい ・・・ !!

【重要】「プロレススーパースター列伝/カール・ゴッチ編」を電子書籍で購入したい場合の注意点について。

この問題は重要かつ調査中なのであるが、まあ聞いてくれ。
このブログの読者なら「プロレススーパースター列伝」について書き手が並々ならぬリスペクトと思い入れがあることは知っておりましょう。


と同時にこの作品は、近年……これに限らず梶原一騎原作作品は、いくつかのシリーズが同様の販売戦略をとっているのだが…、一冊数十円レベルのかなり低額な電子書籍として販売されています。

もちろんよくあるパターンとして、 1、2巻ほど無料、その後有料になり最終巻は数百円、均すと一巻あたり80〜300円ぐらいになる、なんてパターンもあるんだけどプロレススーパースター列伝はおしなべてこの低価格販売路線を取られているようだ。
そして、ほかの梶原一騎作品も……

この話は何度も書いた。

m-dojo.hatenadiary.com

※売られているのは、このリンク先のものだけではない。後述

m-dojo.hatenadiary.com

m-dojo.hatenadiary.com

※「男の星座」も、要はプロレススーパースター列伝 と同じように2022年に新規参入があったようだ。(この記事の下と同じ状況、ということ。リンク先でもそれに沿って増補した)



だが!!
ここで申し上げるが、日本では「往年のマンガ」を数十円レベルの低価格で売る戦略を取っているブランドがいくつかあるようなのだ。

自分は電子書籍・出版販売業界のことをほとんど知らないのでこれは自分の目撃範囲だけ申し上げるが…

電書バト
グループ・ゼロ
ゴマブックス


……なんてところがその大手市場らしい。

その中でも「プロレススーパースター列伝」は、やはり原作者・作画者、そしてプロレスという題材や80年代の少年サンデーという掲載誌からみて、大物級の作品なのだろう。

「グループ・ゼロ」
ゴマブックス

この両方のバージョンが出ている。


そして書誌的に見ると、
グループゼロはまず、2014年に同作品の電子書籍をリリース。
その後2016年に「デジタルリマスター版」を発売。個人的に言うと自分が電子書籍として持っているのはこのバージョン。

ゴマブックスは新たに参入し、2022年に電子書籍が販売された。




だけどですね、 ここからが重要。

プロレススーパースター列伝には長らく幻だった「カール・ゴッチ編」という比較的短いシリーズがあり、これは小学館のコミックスでは発売とならなかった。

プロレススーパースター列伝 カール・ゴッチ

小学館のシリーズは、そもそも発表順にコミックになったのではないのだ。少し前後を入れ替えて、小学館版ではブッチャー、ハンセン、マスカラス……という順番になっているが、これは連載の順番とは違っている。

しかしその後講談社で漫画文庫としてこの作品が復刊した時、何巻だったかな?別の作品とうまくすり合わせて、ゴッチ編が収録されたのでありました。

ファンのいかに喜んだことか …
逝去されたことでその人生に再度注目が集まる、アントニオ猪木の恩師だからね(しかし、その後の2人の人生は複雑な交錯を重ねる…)

プロレススーパースター列伝 ゴッチ編

そして!!
このカール・ゴッチ編は!!


講談社漫画文庫や「グループ・ゼロ」2014年版の電子書籍など、一部には収録されていたが!
現在ふつうにリリースされているグループゼロのデジタルリマスター版、そしてゴマブックス版では未収録なのです!!!!(だよね?)



このことに後で気付いた自分は大あわて。
なぜなら、今、「電子書籍で購入し直して、古い紙版の書籍は売っぱらったり人にあげたりする」というやり方で蔵書のスリム化を目指している自分は、この カールゴッチ編が収録されている講談社文庫を、誰かにあげちゃった(笑)。誰にだっけだろうか…


というか!!古本、アマゾン販売では5000円近いよ!!!!



ぐぬぬぬぬ。



しかし、個人の損得を云々しているわけではないっ。

この「プロレスリングの神様」の半生をコミック化した作品が今、読者諸氏の目に触れないのは、まさに文化の損失であり、一体全体どうしたの、ということであるのです。


やはり複雑な権利問題が……?


いやところが!!!
さらに続報がある。

先ほど話したように例外的に2014年の「グループ・ゼロ」版電子書籍も一応販売されているし、また今現在…2022年11月現在においては、 Amazon Kindle Unlimited  に収録されているのです!!

つまり Kindle Unlimited に入ってる人間は、普通にここ数年で、電子書籍の形式で「プロレススーパースター列伝」を買い求めた読者では読めない「カールゴッチ編」を読むことができるようなのです。

そして、そうでない人は、

を購入することで、カール・ゴッチ編をそろえ、コンプリートするkとができるんです。



これ実はこちらで推測しているのは、楽観的な予想と悲観的な予想ふたつがある。

こういうこと。

【楽観的予想】
結局こういう電子書籍出版社の多くは、特別な編集をいろいろ苦労してやっているわけではない。基本的には最初の、紙で出版した出版社の形式データをそのままをもらって電子化している。

今カールゴッチ編がないのは、おそらく小学館編集版のデータをそのまんま使い回してるから。2014年の出版電子書籍にカールゴッチ品があるのは、この底本が講談社漫画文庫で、あまり考えずに田酒月日かしたらそれも付いているバージョンだった、というだけではないか?

ゴマブックスや、グループゼロが気づけば「あ、そういえばこのバージョンではカール・ゴッチ編が未収録、うちでは出してないことになるね。それも出版すれば美味しいビジネスになるかもね」…と、これからkindle版の個別販売の「カール・ゴッチ編」が、出版されるかもしれない。

【悲観的予想】
やはりこのカール・ゴッチ版が発売されてないのは、何やら裏話として様々な権利問題のややこしさやトラブルなどが発生していたためなのかもしれない。

そして講談社文庫版や2014年のグループゼロ版でこの作品が収録されたのは、その時だけいろいろ話がうまく進み、そのトラブルが解消されたからではないか?しかしその後トラブルが再燃し、やっぱりこの作品はお蔵入り、となったのかもない。


でもなぜ2014年版、そしてそれを収録した Kindle Unlimited では今でも読めるのか?
ひtっとして…Kindle Unlimited 収録契約、手続きが終わった後にトラブルが再燃し、2016年のグループ・ゼロの「デジタルリマスター」再販、ゴマブックスからの発売ではカールゴッチの収録はできなかった。 2014年版、Kindle Unlimited 収録回は、そのトラブル前なので今でも治外法権的に読むことができる…といった理由かもしれない。


それはこの辺の複雑な過程、「やっぱりお蔵入りにしようず」を、 2014年版の配信停止、Kindle Unlimited での配信停止という措置を遡って行わなければいけない、ということに気付かず、うっかりスルーしちゃった、のかもしれない。


だからこの問題が、こうやってブログに書かれたりすることで注目されたら…いかにここが人目につかない辺境とはいえ……「あ、やべやべ、カール・ゴッチ編だけはまずいんだった!」となって、あすにも販売や、 Kindle Unlimited での公開が停止されるかもしれない。

そこは何とも分からない。
ただ自分にできるのは、今現在の「プロレススーパースター列伝 カール・ゴッチ編」の置かれた状況はこうだよ、とお伝えするのである。

今後状況が、良い方向に行くことを願ってやみません。

(了)


おさらい 2022年現在、電子書籍プロレススーパースター列伝」は複数のバージョンが発売されている。

ゴマブックス「新装版」
どうも一般的にいえば、ゴマブックスのほうが2022年現在はお安い。これはほかのシリーズでもその様子…


グループ・ゼロ「デジタル・リマスター版」



そして、上の2バージョンでは未収録の「カール・ゴッチ編」が収録されているのが、グループ・ゼロがデジタルリマスター版を出す前のバージョンの「5巻」…であるよ、ということ。

くま版のヤン・ウェンリー…?最高の知性と戦略を誇る、令和の知将ヒグマ「OSO18」をNHKが特集


「OSO(オソ)18 〜ある“怪物ヒグマ”の記録〜」

初回放送日: 2022年11月26日

北海道に“怪物”と恐れられるヒグマがいる。この4年で65頭の牛を襲い、31頭を殺した。高い知能を持ち、捕獲対策をすべて回避。明確な目撃情報すらない。ヒグマは、最初の被害地域と足跡の幅から「OSO(オソ)18」と名づけられた。番組では捕獲に挑むハンターたちに密着し、OSO18が生まれた背景を探る。浮かび上がったのは、現代の人間の生き方や自然との関わり方が深く影響しているという事実だった。語り・國村隼

11月26日(土)午後10:00 ほか 放送予定へ

www.nhk.jp


くまは、ただでさえ最高のフィジカルとパワー、スピードを誇る。そこに「知性の神」が加勢したら…くまフェニックス、ではないか



PRIDEの「高田延彦vsアレクサンダー大塚」…臼田勝美も「なんだ、これ」と思ったそうな

Dropkickで、臼田勝美インタビューってのを連続で掲載している。うち第三弾が、この前UPされた。

バトラーツといえば、初期のPRIDEに大きな足跡を残した団体、ということもできる。
そこから団体自体も発展して、両国国技館での大会も実現させた………(観に行ってる)、だが同時に、多くの光と影も残した。

そのうち、今では大きな「影」になったと言っていい試合がある…それが、PRIDEの「高田延彦vsアレクサンダー大塚」。

マルコ・ファスに大金星を挙げて「飛ぶ鳥を落とす勢い」のアレクが、PRIDEでは振るわない高田延彦と「PRIDEルール」「総合格闘技」で戦ったはずなのに……

――(略)PRIDEでいえば、アレクさんと高田(延彦)さんとの試合ってどう思いました? シュートでマルコ・ファスに勝って名を上げたのに。高田さんと不思議な試合をやったことで……。

臼田 たぶんアレクの中では高田さんとPRIDEという大舞台で対戦できるだけでいいと思ったんじゃないですかね。そんな深く考えてないと思います。俺の名前がもっと上がるくらいな感じなんじゃないのかなと思うんすけどね。

――言葉はきついですけど、ボクはあの試合で汚れちゃったなって思っちゃったんですね。

臼田 すごい深い部分を見る人だったら、あの試合を見て、もうアレクの出るPRIDEの試合なんかはもう見ないって思うかもしれないですね。俺も一応、あの試合はセコンドに付いてたのか、会場で見てたのかは、記憶が定かじゃないんですけど。俺も試合を見てて「なんだ、これ」って思いましたね。

――アレクさんが試合中に高田さんに「(プロレスラーとして)目を覚ませ!」と吠えたり、プロレス技の攻防もあったりしたんですけど。そんなに深く考えないアレクさんが自発的にやるのかなって。

臼田 まあ、思い当たる人物はいますね(苦笑)。

――その人と仲の良かったボクの師匠(山口日昇)も一枚噛んでるんじゃないかって見てるんですけど(笑)。

臼田 でも、誰かにそう言われて、そのとおりにやっちゃうアレクもバカっちゃあ、バカなんですけどね。(略)……もし入れ知恵されたとして「どうなんの?」って疑問に思うんじゃなくって、逆に「盛り上がるんじゃないのかな」みたいなポジティブシンキングですよね。でも、あんなこと…(後略)

ch.nicovideo.jp


そうそう、……内容がなんか「格闘技に拘っているから、MMAでものびのび戦えない高田に、アレクが『プロレスラーとしての誇りこそが必要だ!目を覚ませ!』と煽って激励する。その情熱に応えて、高田のプロレス魂がよみがえり、プロレス的な技の応酬の結果、高田が勝利する」……という、なんというか、「理屈、文脈、ドラマ的な展開」の上滑り感があったんだよねー。


ここにブレーン的な人間が、そういう”ストーリー”を組み立てたのでは?というと、かなり合点が行く。
ただ、PRIDEの場合、試合は競技でなければならないという制約があり・・・・・・・・・ぶっちゃけ、今、PRIDE周辺の人たちが高田vsアレクを語りたがるか?話を避けようとするか?という点で、いろんな意味で自明かと思う。


そんな証言を、臼田勝美がしたというのを、記録に残しておくべきだろう。


毎日新聞のマスク氏「twitter」社説

マスク氏のツイッター 公共財の破壊につながる

注目の連載  オピニオン

朝刊政治面
毎日新聞 2022/11/23 東京朝刊 English version 849文字

 民主社会を支える公共財の破壊につながりかねない。

 イーロン・マスク氏に買収されたツイッターが迷走している。象徴的なのは、トランプ前米大統領のアカウントを復活させたことだ。昨年1月の米連邦議会議事堂襲撃を巡り、暴力を扇動しかねないとして「永久凍結」していた。

 利用者にネット投票で復活の是非を尋ねたところ、賛成51・8%、反対48・2%という結果だった。僅差にもかかわらず、マスク氏は「民の声は神の声」と述べて復活を正当化している。


 だが、こうした決め方には疑問がある。

 そもそも凍結はツイッター自身が決めたものだ。言論空間から利用者を排除する重い判断だった。覆すのであれば、公正な基準に基づき、十分に議論するのが筋だ。

 マスク氏は、投稿管理のあり方を話し合う評議会を設けるまで重要な決定は行わない考えを示していた。そうしたプロセスを経た形跡は見られず、説明も不十分だ。


 言論の自由は守られなければならない。ただ、他者を傷つけるような差別的な発言や暴力や憎悪をあおる言動まで許せば、公共の利益に反する。

 ツイッターを「無法状態の地獄絵図にはしない」と説明していたのはマスク氏だ。だが英米に拠点を置くNGO(非政府組織)は、買収後に人種差別的な表現が3倍になったと指摘する。投稿監視機能が低下しているのではないか。


 ネット交流サービス(SNS)には、利用者に都合の良い情報ばかりが集まる傾向がある。偽情報が社会の分断を招いたとの批判も根強い。

 このため事業者は人員を増やして投稿チェックの体制を強化してきた。それで利益が減ったとしても、民主社会を守るうえで不可欠なコストといえる。


 しかし、マスク氏は収益改善のために大規模なリストラを断行した。残った人材にも「長時間労働か退社か」の選択を突きつけ、社員は買収前の3分の1程度に激減したと報じられている。

 このままではサービスの質を保てない。ツイッターは重要な社会インフラになった。マスク氏はそうした自覚を持つべきだ。自由と無法をはき違えてはならない。

mainichi.jp