これを受けてブクマで書いたこと(その後、追記したいことあり書き換えた)
「文化の盗用」という概念自体が、まずもって大いに疑うに足るものではないか、という大議論に向けての、前哨的な小議論と位置付けたい。
これを受けてブクマで書いたこと(その後、追記したいことあり書き換えた)
「文化の盗用」という概念自体が、まずもって大いに疑うに足るものではないか、という大議論に向けての、前哨的な小議論と位置付けたい。
\ダイジェスト映像初公開‼️/
— 10/10⭐️日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」 (@NCkibou_tbs) October 3, 2021
ついに来週日曜スタート✨
これを観れば #日本沈没 が分かるダイジェストスポットが公開になりました👏
人々の希望を絶やさないようにリーダー達が立ち上がる‼️
10月10日の初回をお楽しみに🤲#希望のひと#小栗旬 pic.twitter.com/yfxRXW8smE
簡単に。
・「おもしろそうなので、見る」と言い切ればいいんだけど、個人的にはそうでもない。そういえば今までの映像化された「日本沈没」も見てない。
・なんでか、と思ったら、単純に世代と環境の関係で、自分は小松左京フリークじゃないんだよね。
それは単純に、うちの図書館には小松左京の蔵書が少なかったからだ。あとから読むのと、例の「SF黄金期(はいつも13歳だ、ということわざがある)」に読むのとは違う。
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・日本沈没が100万部を超える大ベストセラーになった時期とは、世代がずれていることもある。そのせいでこの作品が「SFの右代表」であり、その残り香はあった。SFの説明で「SFといえば日本沈没みたいなものと思われがちですが、実はそれ以外にもたとえば…」みたいな形で紹介される、といえばなんとなくわかるでしょ(笑) あと、「日本沈没がパロディや喩えとして何度も登場し、そっちのほうから知る」というパターンがね(笑) いまの赤ちゃん・幼児は、そうやって鬼滅の刃を知ることになる(笑)
・それでも、日本沈没は面白い作品ではある。あるけれども、自分の科学的興味のうち「地質学的なあれこれ」はかなり個人的に優先度が低い。だから小松の社会シミュレーション的小説でも、原因不明の霧で首都機能が消える「首都消失」とか、なぞの宇宙人により「火薬、爆発物」がすべて無効になる「明日泥棒」とか突然人間の大多数が消える=それによって維持される社会インフラがストップする「こちらニッポン」のほうが好き…だが、これらは首都消失を除いてTBSドラマにならんよな(笑)
・むしろ「日本人全体が、祖国なき『難民』となったら」のシミュレーションが第二部で描かれたら、それこそが面白いし、日本を問う作品になったろう。こどものころは「第一部完」と書かれたものの第二部はかならず描かれると信じてました(笑)
・いや、ほんとに今回のがヒットしたら、連続ドラマ版「首都消失」をつくってください(笑)。実は、突然通信も交通も流通も途絶した首都内の大パニックの絵は必要ない(原作でも描写されない)ので、製作費安く作れますわ(笑)。映画版のリベンジです(爆笑)
・で、今回は官僚機構に焦点が当たるという。日本沈没という大状況があれば、原作では描写のされない・薄い他の場面でもドラマは発生するだろう。そこにカメラを当てて…という、ガンダム外伝で、ホワイトベースのいない地球の別の場所でも戦っているという設定や「寄生獣リバーシ」「火星人類の逆襲」のような、そういう作り方のスピンオフは好き、好き。
・だけど、官僚機構がメインってなると「あー、官僚や政治家に焦点を当てて、会議会議を描写してもネタになるという『シン・ゴジラ』のコンセプトですかな?」と。それは自分のなかでもプラスでもあり、マイナスでもある。
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・だから、見るのかどうか、今でも悩む状況。
なんか、私的なSF語りになっちゃった。
私、生まれも育ちも葛飾柴又、人呼んでフーテンの寅と発します。主演・渥美清、監督・山田洋次で贈る、27年に渡る下町人情喜劇シリーズ記念すべき第1作!(1969年)
(C)1969 松竹株式会社
Storyストーリー
中学生の時にオヤジとケンカして家をとびだし露天商売人となり、日本全国を渡り歩いていた車寅次郎(渥美清)こと“フーテンの寅”は、20年ぶりに葛飾柴又に帰ってきた。というのも唯一人の妹・さくら(倍賞千恵子)を残して両親が死んだと風の便りに聞いたからだった。今は帝釈様の門前の団子屋「とらや」のおいちゃん(森川信)おばちゃん(三崎千恵子)のところに世話になっているさくらを見て、胸が熱くなる寅次郎。だが、早速さくらの見合いをぶち壊し、いたたまれず再び旅に出てしまう。寅次郎は奈良で幼なじみの冬子(光本幸子)と再会し恋をしてしまい、冬子について再び柴又へ戻ってくるのだった。一方、「とらや」の隣の印刷工場の職人・博(前田吟)が密かにさくらに想いを寄せていたことを知った寅次郎は…。
何度も描いてるから略すが、寅さんは40数作(再編集とか入れるかどうかでまた変わる)あるので、毎週1本放送するとほぼ1年。これを毎年放送するのが、BSテレ東の名物。今年は夏ごろまで、同じコンセプトの「土曜は釣りバカ日誌」やってて、秋からの開始というわけだ
ソマリア内戦への米軍の介入をモチーフにしたノンフィクション小説を下敷きに、巨匠リドリー・スコット監督が映像化した戦争映画。大規模な野外セットを用いて壮烈な市街戦を描いた本作は、アカデミー録音賞、アカデミー編集賞を受賞している。
【ストーリー】
1993年10月3日。東アフリカに位置するソマリアの首都モガディシオに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は独裁者アイディード将軍の副官 2 名を捕らえること。当初、作戦は 1 時間足らずで終了するはずだったが、2機の最新鋭ブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変する。仲間の救出にあたる彼らは、想像を絶する地獄絵図の真っ只中に取り残されることになった…。
この前地上波でやったばかり!その時に書いたばかり!!だけど、契約の問題もあるんでこういうローテはしかたない。吹き替えと字幕の違いあり
その時のを再録
たとえば自衛隊がこんなふうにして危機を脱出することができるか、そうであればいいことなのか、といえば違うわけだし、そもそもこのハリウッド映画の「現地」の描き方も、まぁよーこんなふうにえがけたもんだよ、と思うところも多し。
だが、それでも、この時期、あの地域であの状況になっている時に、これが放送されるというのは…編成された時には、そんな連想は一つも無かったであろうけど、そういう意味も持ち得る。
「この時期」とはもちろん、帝国の墓場アフガニスタンはカブールから、ケツを蹴り上げられて米軍が出ていった2021年8月のことである
本日午後1時、地上波再放送。自分はこのドラマをやめたが、この回だけは見よう。
なお、調べてないがNHKプラスでも配信してるはず
第29回 栄一、改正する
2021年10月3日放送明治政府に出仕した栄一(吉沢 亮)は、各省の垣根を超えた特命チーム“改正掛(かいせいがかり)”を立ち上げ、杉浦 譲(志尊 淳)や前島 密(三浦誠己)を静岡から呼び寄せる。改正掛は、租税の改正、貨幣や郵便制度の確立など、新たな国づくりのためまい進するが、旧幕臣の活躍を快く思わない一派との対立が生まれてしまう。そんな中、栄一は、久しぶりに惇忠(田辺誠一)と再会する。惇忠は、新政府に平九郎を殺された傷を抱えていた。栄一は、ひそかに温めていた提案を惇忠に切り出す。
www.nhk.or.jp
政府が飛脚問屋に支払う通信用の金額より、はるかに安く開設できる飛脚便制度を前島密から提案され、政府に建議書を提出する
月一千五百両を費やせば、東京から京都さらに大阪までの区間に毎日一定の時刻、各一便の政府の飛脚便を仕立てることができる。また同時に、一般の通信も取り扱うことにすれば、送達料を取ることができるゆえ、その一千五百両はそのままほかの線路を拡張する基金に回すことができる。(前島)
うまくいけばじきに、日本中に配達の道を広げられる
政府は出す金を抑えようとするが、元来、飛脚に払わねばならねぇ費用をそのまま使うんだから文句はねぇはずだ。すばらしい!(栄一)今週の栄一
新しい飛脚制度の名称を「郵便」とする。また、配達料金を先に納めるための飛脚印を提案する。その矢先、前島密が鉄道借款(しゃっかん)の処理を命じられ、イギリスに渡ることになり、杉浦譲が後を引き継ぐ行きたいと思っておるのであろう?
政府で飛脚印と名付けた印刷を作り、これを貼ることで運ぶ料金を先に納めるんだ。(栄一)
www.nhk.or.jp
ごそっとコピペするのは、これが1年後には確実に消えているデータだからだ(過去の大河ドラマ公式サイトはすべて抹消!!)
それはともかく。
郵便制度は、英国がはじめて世界に広まった、確かに「近代」の優れた制度であり、目に見える文明の恩恵だった(ただ、仕組み自体はどうしても近代的な発明が必須とかではない。巧くやれば前近代的な場所でも活用できる)。
実際、明治になって庶民が「これは便利じゃ、御一新はありがたい、文明開化さまさまじゃ」と思ったやつのトップランクじゃないかな。
#青天を衝け【当たり前は当たり前じゃない】「届いたぞ~!」そうなんだよ。僕らは郵便物が届くことなんて当たり前に思ってるけど、当時の栄一や杉浦や前島の尽力のお陰だし、更には毎日ポストを回り 手紙を集め、それを郵便受けに届けてくれる配達員さんのお陰。この世に当たり前の事なんて一つもない pic.twitter.com/q04y3czJpR
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2021年10月3日
第29回
— ゆうべえ (@yubedesu) 2021年10月5日
郵便制度の始まり、おめでとうございます🎉
ワクワクしました!
栄一が一番に送った相手は慶喜公!
そして無事届いた手紙を両手で大切そうに持つ慶喜公…
尊い関係だな…
#青天を衝け #青天絵 pic.twitter.com/FCp4qZb7Bs
栄一たちが手掛けた郵便で慶喜公に手紙が届き、慶喜公が嬉しそうに手紙を読むシーンは、じんわり来た#青天を衝け pic.twitter.com/jyKrlh5415
— akir (@arien0727) 2021年10月3日
『青天を衝け』。郵便をはじめ、今の社会を形成しているものの原型となる制度がどんどん誕生してゆく、わくわくするような熱い空気。古い体制として葬られた筈の旧幕府の人々がそれに知恵を貸さなければ成立しなかったという逆説。ここに来て、徳川家康が語り部である意味が腑に落ちた。
— 千街晶之 (@sengaiakiyuki) 2021年10月3日
で、そういう興奮や面白さを童話の形で教えてくれる、すぐれた「異世界小説」「内政チート小説」「俺TUEEなろう小説」がある。
それが、「ドリトル先生の郵便局」。
岩波ジュニア新書の、井伏鱒二訳も永遠の古典だが、現代向けのイラストと新訳を行ったものもある。
寒い冬のイギリスを脱出,ドリトル先生は動物たちと再びアフリカに出かけてファンティポ王国の郵政大臣になります.ツバメたちを使った小鳥郵便局は,世界でいちばん早い郵便として大成功.そして動物の通信教育も始まりますが,ある日,太古のカメから手紙が届くと,先生はさっそくカメに会いに秘密の湖に出かけてゆきます.
こんどのドリトル先生は、動物たちと海の上の郵便局(ゆうびんきょく)を始めちゃいます! それも、世界最速(さいそく)のツバメ郵便!! ツバメたちが人間と動物の手紙をはこんでくれる、とんでもない郵便局です。おかげで、先生あてに世界中の動物からへんてこな手紙がどっさりとどきます。パタゴニアのブタからは「婚約指輪は鼻にはめるのでよいのでしょうか?」なんておなやみ相談も! その上、いくさをしかけられたかわいそうな王国を助けたりと、先生は大いそがしで大かつやく! やがて、この世で一番古いナゾの生き物から、ひみつの湖への招待状(しょうたいじょう)が送られてきます。動物たちが力をあわせて、おどろきのパワーを見せる大感動の第3巻! 動物と話せるお医者さんの物語を、絵63点と新訳(完訳)で!
もともと異世界もの、内政チートものの直接の御先祖は、大航海時代から帝国主義時代に、多くの西洋人が書いた・語った「進んだ文明を未開地に持ち込んで無双しちゃいました俺SUGEE実録体験記」だと思います(日本に来たお雇い外国人など含む)。
まあ、実際に無双した事実もあるわけだし、あまり目くじらを立てる気はない。
ドリトル先生は「郵便局」と並ぶ代表作「ドリトル先生航海記」も、まさに異世界内政チートの先駆けでした。
ただ、ここで「動物と話せる特殊能力」というSF設定を加えたおかげで、リアルな英国の植民地啓蒙主義をうまく昇華し、生臭みを消していることで、今に生きるファンタジーにもなっている。
特に「鳥を操って(というか正式にスカウト、雇用してなんだが)、空を飛んで郵便が届いたら?」という、書いた当時は正真正銘の「夢想」をベースとして郵便制度を語っているので、それだけでいろいろ面白くなっている。
NHK大河ドラマと合わせて読んで欲しいというゆえんです(こんなお勧めする人いないだろうな)。
もよりの図書館に行けば、間違いなくどこにも存在していると思います。
天海=光秀説は大正5年(1916年)に須藤光暉氏が『大僧正天海』で巷でそういう奇説が唱えられているというのが今のところ最古なのかな?
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) October 2, 2021
という事はこれよりもっと古い出典があるのか…
これはちょっとリサーチしてみようかなぁ
ゴールは大正5年以前のものを見つけらればクリアで(企画倒れの可能性💦
久々の那古野氏に全く関係ないリサーチに妙な緊張感が加わっております。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月2日
まずは昭和四年(1929)の高野長英氏の『天海僧正』より
これは天海が光秀と接点があったというだけで全く光秀=天海説の走りとは思えませんな。
次次ー! pic.twitter.com/03yCpbQXKt
続いて
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月2日
明治三十八年(1905)…?!
「天海僧正は明智光秀」と書いてあるように見える…。
これが事実なら光秀=天海説の出典にかなり近づいたのではないでしょか?
しかし原本が手元に無いので迂闊な事は言えません。
ちゃんと買って確認してみます。 pic.twitter.com/ChTDImhLS7
明智光秀=天海の言い出しっぺは、明智憲三郎の祖父だと聞いたことあります
— また後で (@AmJEdU3RyUekqV3) 2021年10月2日
明智滝朗氏が二十歳の時には既に出版出来るくらい影響力を持っていたのならそうかも知れませんね。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月2日
しかし明治時代に既に光秀=天海説を流布させている人物がいるので明智氏は逆に影響を受けて広めた側かも知れません。
そうなんですね。又聞きでそこだけ聞いたので、前後関係知りませんでした。中途半端で申し訳ありません
— また後で (@AmJEdU3RyUekqV3) 2021年10月2日
いえいえー!今回見つけたものが明治時代のものなので逆算すると明智氏はまだ若年になるので違うのではというだけで明智氏の影響は多大であったかも知れません。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月2日
私も今回初めて調べるので情報助かります😊
天海=光秀説の現状の初出は大正五年(1916)に刊行された須藤光暉氏の『大僧正天海』だと言われている。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) October 5, 2021
しかし今回の調査で宮武外骨が記した『滑稽新聞』(明治三十九年、第百十号)の時点で同説は虚説として既に認知されていたようである。
では、天海と光秀を結び付けた人物は誰であろうか…?→ pic.twitter.com/EchfWweP4s
『滑稽新聞』の記述を鑑みるに明治半ば頃には一定層には知られていたと考えられる。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月5日
明智氏と後世の者を結び付けるという手法を取ったのは坂崎紫瀾が伝奇小説『汗血千里駒』で坂本龍馬か明智光俊(秀満)の後裔であるとしたのが初出だと言われ、これが変形し巷では坂本龍馬が明智光秀後裔説が広まった。 pic.twitter.com/Fsek2kTOUc
※さてここからは未確認である為、挑戦したい方がいれば自己責任で確認をお願いしたい。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月5日
明治十六年に坂本龍馬明智氏末裔を掲げた坂崎紫瀾であるが…
明治二十一年に『四明餘霞』で坂崎漁長という名に改め『黒衣宰相(天海僧正伝)』という作品を手掛けているのである。
とても怪しくないだろうか…。 pic.twitter.com/4Rlnw5X2rx
明智光秀=天海説の大正時代発祥説について記録更新が出来ました事を伝えておきます。
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) October 5, 2021
明治三十四年(1901)時点では既に光秀天海説は虚説として知られてようです。
明智憲三郎氏の祖父明智滝朗氏が16歳の頃になるので影響を受けたのではないでしょうか。
(捨てがまりの起源以来のミッションクリア!) https://t.co/aJigoFQNS9
明智光秀=天海説はおそらく明治二十年代のある人物の小説が原典っぽいなぁ。(原本入手にお金かかりそう💦)
— うじと@那古野今川氏の謎 (@ujito2020) 2021年10月5日
大して需要も無さそうなので今回は明治三十四年が光秀=天海説の今の所の初出という事で一旦お終いと致します。
ありがとうございました😊 pic.twitter.com/REieM64PSf
こちらにもまとめがあり、岐阜県図書館のレファレンスが正式に調べた結果もあるけど、だいぶ古く遡ったようだ。
「汗血千里駒」は坂本龍馬を世に出したともいえる一冊であり、最晩年の故みなもと太郎が、「坂本龍馬は勝海舟を最初は殺すつもりで乗り込んだが、勝の見識に感動してその場で弟子になった」という盛った説の出どころでないかと調べ(その結果、違ってた)、それを”完結”直前の回で描いたという。
歴史上の人物で、史実とは思えない「伝説」や偏った「イメージ」が強い人は、その人の史実と、「語られ方の歴史」がともに研究されるべきである、とはずっと主張してまいりました。
https://t.co/6R8MeQ5RPl
— gryphon(まとめ用RT多) (@gryphonjapan) 2015年12月8日
の話って、要は「XXXさんの実像」の歴史と別に
「XXXさんが語られてきたイメージ」の歴史、があるのだよね。
そっちのほうが面白いこともままある。
書籍では、夏目房之介氏が「漫画の中の長嶋茂雄」史を研究した「笑う長嶋」って傑作が。
このブログの持ちネタの一つで、記事自体はたくさんあるので、過去記事リンク集だけ紹介しておく。
m-dojo.hatenadiary.com
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また、「初出調べ」は、多くの人がコメットハンターのように広く挑戦する方が、少数の専門家に任せるより成果が上がる筈だ、とも。
…ある意味ネット時代の強みで、こういうのの語源はみんなでわっと宝探しして、「俺はXXXX年の○○という本に載っているのを見つけた」「いや、それよりX年前の●●の著書にあったぞ」とどんどん発見を更新しつつ、暫定的な結論を出していけばいいと思う。彗星発見は人力に頼るからアマチュアの「コメットハンター」が活躍できる余地があるように、語源や初出の考証はかなりアマチュアが功績を挙げられる分野だと思う。
実は上のリストの考察はよく見ると、節目節目でどう見ても専門家、あるいは「調べ物のプロ」(図書館関係者)の影は感じるのだが(笑)、それでも、まあ構造的に…「用例採取」するまではどんな国語学者も、そのへんのマックに座っている女子高生が知ってる言葉を知らないし、或いはそれが当然だということです。
広い宇宙の夜空から彗星を探し出すアマチュアのコメットハンターがいかに彗星を発見しても「税金を払って維持している天文台のプロでなく、アマばっかり彗星を見つけるのはけしからん!」という人はいないでしょ。
それと構造的に、物語パターンや言葉の初出探しは似ているんだと思うのです。
それに関連する、ひとつの貴重な情報・事例でした。
【創作系譜論】 ※準タグです。この言葉でブログ内を検索すると関連記事が読めます
100分de名著 ヘミングウェイ[新](1)大いなる自然との対峙~“老人と海”1
10/4(月) 午後10:25-午後10:49
配信期限 :10/11(月) 午後10:49 まで共有
公式サイト
不漁にもくじけず一人小船を操って沖へ出る老人サンチアゴ。圧倒的な孤独の中で彼は大いなる自然と向き合い続ける。そこに、大海原の主ともいえる巨大なカジキが現れる。知力と体力の限りを尽くしたカジキとの死闘を支えたのは、常に心の中にあった、友人マノーリン少年の存在だった。第一回は、人間社会とは一切隔絶した大海原の中での老人サンチャゴの闘いを通して、私たち文明人が見失ってしまった大自然との向き合い方を学ぶ。
第1回、放送は終わってしまいましたがNHKプラスで配信中
https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2021100407095
この一回目の放送で
この番組をやっていると、以前読んだ作品との関連に目が向く。「遠野物語」の、老人が狩るクマにものすごい敬意を示しつつ狩猟する話を思い出した。
と伊集院光が言っておりました。
www.aozora.gr.jp
2回目以降は、地上波でもこれから放送
第2回 死闘から持ち帰った不屈の魂 「老人と海」②
【放送時間】
2021年10月11日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】
2021年10月13日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2021年10月13日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります
【指南役】
都甲幸治(早稲田大学文学学術院教授・アメリカ文学者)
【朗読】
寺脇康文(俳優)
【語り】
小口貴子
死闘の末にカジキを仕留めた老人の前に大きな壁が立ちはだかる。血の匂いを嗅ぎつけた鮫たちがカジキを狙って殺到してきたのだ。死力を尽くして鮫たちと闘い続ける老人だったが、やがて力尽きカジキは白骨と化す。それでも老人はその骨を引きずり少年の待つ港へと帰還するのだった。一見無意味ともいえる老人の行為は何を意味しているのか。そこにはヘミングウェイが追い求めた「生の証」があった。第二回は、老人がその闘いを通して少年に伝えたかった真意を読み解き、ヘミングウェイが未来の私たちに託したかったメッセージを明らかにしていく。
『喧嘩商売』最強トーナメント出場ファイター16人のエピソードを対戦カードごとにセレクトしたスペシャルエディション!
「喧嘩商売」「喧嘩稼業」は格闘技漫画史に残る傑作・・・・・なんだけれども、そうお勧めして、素朴なファンが1巻から読んでみたまへ(笑)。
「幽遊白書」「ドカベン」「ダメおやじ」以上に、「途中から、話も雰囲気もガラッと変わるから!!面白くなるから!!」といっても、壁を越えられないだろなかなか(笑)。そこを乗り越えても「条例反対」とかそのへんの壁をまた越えさせなきゃいけないし(笑)
それを講談社もよくわかっているのか、はい「陰陽トーナメント」の所をスペシャルセレクションしてくれました。
これで零れ落ちるもおもあるのはわかるが、必要な措置である。
そして、これならさらに声を大にして言える。 「格闘マンガ史上空前の傑作のひとつ。必読作品です。……特に、トーナメントの結末、決勝の行方を知った時、貴方はその意外さに驚愕する!」と。