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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

伝説のドラマ「まんが道」第1話から再放送(BSトウェルビ)

コメント欄から

野球とMSX

きょう2月13日(木)午後7時20分ごろー7時45分、BS12でドラマ「まんが道」第1回

「ごろ」と曖昧な時間になっているのは、この前の時間、午後7時から別のドラマが1回分放送されるため。

来週2月20日(木)からは、毎週木曜日午後7時ー7時45分、2話ずつ放送。全15話。
ただし3月19日と26日は3話ずつ(それぞれ10~12話、13~15話)放送予定。詳しくはBS12HPで。

1986年に、NHK銀河テレビ小説」で放送されたもの。
主役の満賀道雄竹本孝之才野茂長江健次。新聞社図案部員(原作での「変木さん」)はイッセー尾形手塚治虫先生は江守徹が演じました。

BS12では、昨年にもプロ野球中継のない日に放映されていました。視聴や録画するなら、今回の方が便利かもしれません。



id:gryphon

それ「藤子不二雄ファンはここにいる」さんにも伝えるがよろし


つまりこのことだ
www.twellv.co.jp


まんが道 全2巻セット

まんが道 全2巻セット

まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)

まんが道 (1) (中公文庫―コミック版)

大屋雄裕氏、NHKラジオで「著作権と法」「監視社会」語る(現在も配信で聞けます)



2020年2月12日(水)
慶應義塾大学法学部教授
大屋 雄裕

「監視社会の今を見る」

2020年2月12日(水)
慶應義塾大学法学部教授
大屋 雄裕

著作権法改正案、再提出へ なお残る課

www.nhk.or.jp


こんな話も

2020年2月11日(火)
PHP総研主任研究員
工藤 郁子

「AIの自動運転について考えなければならないこと」
2020年2月11日(火)放送 2020年3月11日(水) 午前11:00配

野村と長嶋のエピソード、その他

まず最初に。本日のテレビ朝日「モーニングショー」長嶋一茂出るかな? ジュニア長嶋との挿話

多分出ると思うし、そしたら当然この話についてコメントするだろう。
普段見てない人も、朝8時からテレビ朝日にチャンネルを合わせるといいかも。
(※けっきょく今日は出演のない曜日だったようだ)

その「マンガ」とは…


blog.livedoor.jp

 番組MCの羽鳥慎一アナウンサー(47)が一茂に「野村監督のミーティングの時に書いてましたよね」と尋ねると、「漫画をね」と即答し「ETとかドラえもん」とかを書いていたことを明かした。羽鳥アナからそれが「今につながっている」となだめられると「バカにされている気がするな」と応じていた。

 さらに森保監督が練習日誌について「若い頃から練習方法や目的までもっと細かく書いておけば良かった」との言葉を紹介した。これに一茂は「これは私もあります」とし「野村監督のノートを持っている人、私の同級生を含めてたくさんいますけども、みんな野球界に復帰してコーチ、監督やってますよ。書いてないオレは復帰できないもん」と明かし「書いておけばよかったなぁ。あん時、野村監督、どういうこと言ってたのかなぁって知りたいもん」と後悔していた。
hochi.news

しかし、その一茂が、ドラえもんを金曜夜から追い出したというから因縁ですなあ(全然因縁じゃないよ!!!)



twitterから転載。パパ長嶋との挿話



よし、ここは直接転載しよう

捕手としての駆け引き
野村がプロ生活を始めた当時、捕手の地位は打者としての役割を求められないばかりか大柄で、ミットの薄い部分でキャッチングして大きな音を出すことで投手の気分を良くさせる程度しか求められていないなど、現在とは比べ物にならないほど低いものであった。その中で野村は自身の打撃成績の向上のため蔭山和夫や尾張久次とスコアの研究を重ねる過程で、スコアの研究をリードに生かすことで効率よく打者を抑えることを研究するようになっていった。

捕手として守備に就いた時には、相手打者にささやくことで集中力を奪うことを得意とした。この策は「ささやき戦術」として知られる。野村のささやき戦術は1950年代、当時同リーグで活躍していた西鉄日比野武を参考にして(著書「野村克也 野球論集成」では日比野、「野村の遺言」には、阪急の山下健と書いている)始まったといわれる。当初は「次は頭にいくでぇ」「今度こそ頭だぞ」「当たったら痛いだろうナァ」などといった直接的な脅しだったため、当時ライバルだった阪急の西本幸雄監督が「先に野村にぶつけろ」と指令を出した。その後、鶴岡と西本の会談が持たれたために脅しは止めたが、今度は相手打者の私生活などについてささやき、集中力を乱す方向へ変更した。東京都であれば銀座、大阪府であれば北新地といった繁華街の高級クラブに頻繁に出向き、その店のホステスから常連客として姿を見せるライバル選手の情報を仕入れるのが常だったという[15]。

このささやき戦術は多くの選手に影響を与え、有名選手を中心に様々なエピソードを残している。白仁天はささやきによる集中力低下を避けるために耳栓を用いたが、かえって意識しすぎて打てなかったという。一方で大杉勝男にささやきかけると「うるさい!」と一喝されたものの、その一喝は野村のささやきをそれだけ気にしていた結果であった。

ただし、この戦術が全く通じない選手も存在した。王貞治はバッターボックスに入るまでの雑談には応じたものの、いざ投手と構えると集中し、話を全く聞かなかった。長嶋茂雄は、野村のつぶやきに「よく知ってるねぇ。どこで聞いたの?」と意に介さずに会話を続けたり、かみ合わない話を返したりするなど全くささやきが通じなかった。さらに動揺を誘う為「(バッティングの)フォームが少しおかしいんじゃないの?」と長嶋にささやいた際には、「本当?ちょっと待って」とタイムをかけられ、1、2回素振りをした後に次の球を本塁打にされてしまった。そしてホームインした長嶋から「教えてくれてありがとう」と言われ、野村は唖然としたという。天才肌の榎本喜八に対しては、榎本独特のオーラに呑まれて、野村自身余裕をなくして戦術を実行できなかった。また、投手のクセの研究に関しては野村にもヒケをとらない高井保弘は、打席で「何(のボールを)待ってんのや」と聞いてきた野村に「ヤマの張り合いをしよう」と持ちかけ、ことごとく球種を言い当てた上に最後に本塁打を打ったという[16]。

オールスターゲームでも、パ・リーグ捕手としての地位を最大限に利用して同リーグ投手のデータ収集を行ったが、稲尾はこの意図を見抜いていたため野村のサイン通りに投げることはなかった。パ・リーグの投手にとってオールスターはセ・リーグの打者との戦いではなく「野村との騙し合い」だったと言われており、稲尾は後年「オールスターでは野村さんとの駆け引きに専念せざるを得ず、セ・リーグの打者の記憶はまったくない」と語っている。また、稲尾はマスコミや周囲に「自分の決め球はスライダーである」と吹聴していたが、実際はスライダーは見せ球で、本当の決め球はシュートであった。これを見抜いていたのは野村だけだった[17]。
野村克也 - Wikipedia

「オールスターは自分のリーグの、別チーム投手の情報収集場」「投手にとっては野村との騙し合い」だったとは。

きのう紹介した過去記事を再度。
m-dojo.hatenadiary.com
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野球理論の「体系化」をしたのではないか

続けて「配球とか、野球やってるとみんがなんとなく知ってることを野村さんが整理してくれた。球界の源泉になっている気がする」と栗山監督。「解説者時代にも『ノムさんとやってなかったらゾッとするな』と思ったことがいっぱいあった。1年間だったけど、その1年間のミーティングが濃かった」と、原点となった“ノムラの教え”に改めて感謝した。
baseballking.jp

歴史や古典好きは有名だけど、さる名言の元ネタについて
togetter.com


球漫画の進歩も、この人がいたからではないか

野球を
推理と分析と駆け引きの場所にしたという意味では、「ドカベン」などの水島新司漫画も、その影響下に生まれたこの作品も、野村チルドレンなのですね



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おおきく振りかぶって(32) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(32) (アフタヌーンKC)

第1話 ホントのエース

第1話 ホントのエース

  • 発売日: 2016/03/14
  • メディア: Prime Video



下は財を残す
中は仕事を残す
上は人を残す

野村の遺言 (小学館文庫)

野村の遺言 (小学館文庫)

【建国記念日再放送】平田篤胤の狂信的国学を、常識・穏健の立場からツッコミ倒した「片山松斎」という人がいた(「お言葉ですが…」別館4より)

元は2017年の記事だったかな?もう夕方ですけど、この日に記事を「再放送」します。



建国記念日特集。
建国記念日がこの日になったのは、神武天皇がうんたらかたらだからですが(よく覚えてない)、そういう日本神話の復権に一枚かんだ人々が、江戸期のいわゆる国学者、あるいは神道家の人たちでした。
で、
賀茂真淵とか
本居宣長とか
平田篤胤とかは

教科書にも載ってますし、そもそもMS−IMEで一発変換できる、いわゆる歴史上の重要人物です。
とくに最後の平田篤胤は、水木しげるサンも興味をもって生涯を漫画化するほど、個性的な人物でした。たいそう熱心な勉強家でもありました。フハッ。


ただ・・・・・・・・・水木しげるが扱っているということは、実はかなりその言動・主張がアレであった、ともいえるのだ(笑)

片山松斎を紹介するためには、まず大前提として
平田篤胤のアレな感じを紹介しなきゃいけず、いまこの文章の元ネタにしている高島俊男氏は、それをやっているのだけど、そこまで引用するとおいらがしんどい。

この原典が岩波文庫になっていることを紹介し、あとは片山松斎の言葉を紹介しよう。


ただ、いまパソコンがなんか不調でフリーズが多いので…習作的にtwitterで以前書いた、ごく短文を再録することにする。

https://twitter.com/gryphonjapan/status/558049282256011266
 @matu2syun @ITAL_ 平田篤胤のせいで古事記で何の活躍もしない天之御中主神が急速に偉くなってしまった。この説をそのまま「日本神話」として説明しちゃう本もある


gryphonjapan ‏@gryphonjapan 2015年1月22日

一種の「ヒラタ教」なんですよね。宗教は宗教で、それを広めたのはみごとなもんですけど 

いつか書きたいけど「片山松斎」という同時代人が平田篤胤をたしなめた文が「神話は神話として扱いなさい。証明しようとするから矛盾が出る」「日本と外国に、上とか下とかないよ」という理性的なものなのだが、そんな人は全く無名、平田は歴史を動かした… 


【参考】現在(2015年1月)、"片山松斎"でのグーグル検索ヒット数は約 374 件 。
https://www.google.co.jp/#q=%E7%89%87%E5%B1%B1%E6%9D%BE%E6%96%8E
(※2017年1月現在、ヒット数は約 209 件に減ってた!)
 ※2022 年の計測では 715 件。

自分が知ったのは高島俊男お言葉ですが…別巻4」収録「平田篤胤と片山松斎」





なかなか片山松斎のことを書けないのは、「片山の平田へのツッコミを銀魂風に翻訳したい」という不要なハードルを考えているから(笑)

あのそれ キリスト教だよね
どう考えても聖書のパクリだよね
おもいきり子供だましの妄想なんだけど

みたいな…



全く無名ながら、江戸時代の良識・常識の最高水準を示す「片山松斎」についてのツイートが多数RTされた。嬉しいので、元ネタの史料(高島俊男お言葉ですが…別館4」)を紹介しておきますね。ただ字数制限の関係で画像にて。適宜補足します。


片山松斎の平田篤胤批判(1)
「世界に本末を分かちて我国を以って万国の本国と褒め、外国を末国と貶すが如きは道理に於いて当ることなし。異邦人是を聞かば嘲笑軽賎せんこと疑いなし…(略、要は「地球は丸いのだから」)国土に上下本末いささかも有る事なし。」


片山松斎の平田篤胤批判(2)
「日本の天皇を万国の大君と称する事甚だ以って不通の論なり。…(略)…万国の中、何れの国にても日本の冊封を受ける国はなし…日本は独立の国にして山城の天皇は日本国の天子也。万国の天子に非ず。支那には支那の天子あり。西洋諸国各々其国の天子あり。」


片山松斎の平田篤胤批判(3)
「(古事記の)神代の事は強いて【XX(当方この字読めず)】する事無く唯其の儘置いて可なるべし。・・・…神代巻は夢幻也。うつつの事を以って談ずる事なかれ。巫祝の徒古事記神代巻の蹄(わな)にかかり、遁るる事能ず、憐れむべし。」



片山松斎の平田篤胤批判(4)
「無理無体に日本を褒称し、日本を漢土と同じ様に開闢(かいびゃく)も久しと偽り…空蒙虚冥を構て云い紛らす…(歴史の古さは自慢でも欠点でもない)…開闢の前後を争ひ日本は万国の本国などと誇耀するが如きは皆小智小見のなすところにして、大人のいふべき事に非ず」


実に正論で常識的。…で、そのせいでインパクトが無かったのではないか(笑)…と、高島氏がさらに元ネタとした研究者(中野三敏氏)も語っている。


「歴史のダイナミズムは却って篤胤の強引・片頗な解釈を、時代の牽引車として位置づける動きを示した」
…それが、歴史や宗教なのでしょうかね…(了)

少し、銀魂的ツッコミに翻訳してみる



西洋の窮理を断ずるに随て古事記神代巻は弥つまらぬものと成て守備善ふする事能力はず。西説を以て彼書を和合するときは木に竹接ぎたるごとくして一向に折り合わず。(略)所謂贔屓の引き倒しにして、神代は神代にさし置、西学は西学にして少しも附会する事なく正路に是を修学せば国家の益と成りて実の国者たるべし。


ちょっと篤さん(※平田篤胤)、アンタ、
なにさらっと西洋の天文学古事記の描写をまぜてんですか!まぜるな危険どころじゃないよ!
木に竹ついでるから、継ぎ目が初心者の造ったプラモデルよりバレバレなんですけど!
普通に西洋の学問は学問で、その古事記をちょっとこっちにおいといて学べばいーでしょーがァァァ!
それが国のためにもなるし、アンタも真の愛国者になるんじゃないですかァァァ?
(声:阪口大助

神代といふは日本書紀発端に術るがごとく太古の別名也。太古の人外国を経営する事はさて置き、自国を経営する事能はず。野に処り穴に住て、衣服もなく火食もなし。今の奥蝦夷の地、並びに当方亜墨利加の辺地など、神代といふべし。汝等神代といえへば滅多無性に有難がれ共、我は然らず。神代は一向羨むべきものにあらず。居家田畠もなく、茫々たる広野のみにて…禽獣に異なる事なし。実につまらぬ世の中也。仏者の仏在世を褒め神道者の神代を党と部は同床各夢の盲味、大笑すべし。


あのスイマセン
神代とかそういうのいいんで

そういうの、今でいえば(ピー)や(ピー)みたいなライフなんで
ぼくら都会っこなんで、ユニクロもガストもジャンプもないとか
マジありえないんで

そういう何にもない何にもないまったく何にもないなのは、ギャートルズムッシュかまやつさんにおまかせしますんで
(声・杉田智和

・・・・・・・・・・・やっぱ日本ツッコミ界の頂点に立つ「銀魂」、マネするのもむつかしいな(笑)


この無名人が、高島俊男氏に紹介されるまで

本人が詳しく書いている。

岩波書店のPR雑誌「図書」2010年5号、中野三敏先生の連載「和本教室」第24回で紹介された。
・片山松斎の平田篤胤批判書「国学正義編」は、現在その連載をかいた中野氏の蔵書と、もう一冊しか現存してない
・高島氏が興味を覚え、中野氏がこの書について論文を書いた「国際高等研究所報告書0701(中川久定編、2007年)」を読みたいと思ったのだが見つからず、やむを得ず中野氏に直接論文の読み方を問い合わせた
・そしたら中野氏が、資料だけでなくもとの原文コピーも送ってくれた。
・論文には、片山だけでなく同じように常識的・穏健的な学識と判断によって平田神学を批判した奥州二本松の服部大方という侍も紹介されていた


のだという。
専門の碩学・中野氏の論文を、専門家でもあるが現在はコラムニストとして一般の啓蒙にかかわる知識人がかみ砕いて教えてくれる。

それによって、現在著作がたった二部しか残っていない、ひとりの隠れた知識人が
「歴史法廷の再審」を受けることができ、平田篤胤の虚妄の学へのすぐれた批判が記録に残った。
ついでにブロガーが便乗で記事を一本書いた。

これも、歴史のダイナミズムかと思います。


平田篤胤についてもっと知りたいひとは

ウィキペディアや上記水木しげる漫画もあるんだけど、
このかた(ハコ氏)が、よく平田についてツイートしていて、面白いです

https://twitter.com/hakoiribox


https://kakuyomu.jp/users/hakoiribox

このひとの篤胤ツイート、今思えば折に触れてまとめてればよかったんだけど、
ごくわずかに、以下のまとめなどに採録させてもらってた

日本の「歴史の長さ」の議論から、神話や歴史の性質について - Togetterまとめ https://togetter.com/li/1032120


資料

野村克也氏逝去/スポーツ報知は「…とTBSでニュース速報があった」という第一報記事を配信

野村克也さんが死去 ヤクルト監督時代に日本一3回…TBSが報じる
2/11(火) 9:23配信スポーツ報知

 元ヤクルト監督で野球評論家の野村克也さんが死去したことを、11日放送のTBS系「グッとラック!」(月~金曜・前8時)がテロップで報じた。84歳だった。

https://hochi.news/articles/20200211-OHT1T50032.html
headlines.yahoo.co.jp

智将、逝く。やはりだいぶ老いられたという印象があり、覚悟は少ししていた。安らかなれ


ついに「テレビ番組の内容をそのまま記事に」はここまで来た。別に悪いことではない。

「元ヤクルト監督で野球評論家の野村克也さんが死去したことを、11日放送のTBS系「グッとラック!」(月~金曜・前8時)がテロップで報じた」と、別にTBSとの系列関係もないであろうスポーツ報知がネットの記事にした。
いつ、どこで最初に報じられたのか(TBSが最初なのか?)とかわからないけど、
とりあえずスポーツ報知はそうやってネットでの第一報とした。
※その後更新して、その記述を変更している(自分たちでも確認できたのだろう)。元画像はこのスクリーンショットの通り。

f:id:gryphon:20200211102207j:plain
2020年2月11日の野村克也氏逝去ニュース、報知の最初のソースは「TBSのテロップ」

この話、何度も書いてきたが、別に悪いことではない。少なくとも、読者のほうで、これで困るひとはいまい。逆に、このおかげでいち早く情報に触れたひともいるし、番組出演者の発言の文字起こしに関しては非視聴者にも内容が分かるのでありがたいことだし、世のなかの「進歩」といって差し支えないのではないか。


ちょっとびっくりしたのも事実だが、慣れるべきなのである、社会全体が。

関連過去記事

…最近、J-CASTニュースとかハフィントンポストは、こういうテレビ番組の発言をそのまま文字起こしして「ニュース」として伝え、それが安易だと批判されたりもするけど、実際にニュース価値があることも多いし記録として貴重なのだから肯定されるべきだろうと、こういう時はつくづくに思う。あとで消すにしろ、見ながらずっと録画しっぱなしで、こういうスクープ発言があったら再度見直す、聞き直すということを本当はすべきだと思うら
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…ところでこの機会に、この話を再論したい。ハフポスのこの記事は、張本勲氏のテレビ番組に出演しての発言と、ダルビシュ有氏のツイートを紹介・採録し、それに書き手の論評、感想を付け加えているだけである。いわゆる「コタツ記事(コタツに入ったままでかける記事)」というやつだ。
だが、である。
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野村克也追悼で過去記事紹介

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ちょっと読んでいただけると、往年の野球ファンには面白いと思う。元ネタはとある記録記者の本だし。


野村克也 野球論集成

野村克也 野球論集成

新書大賞(中央公論社)2020が発表。1位は大木毅氏『独ソ戦』(岩波新書)

中央公論 2020年 03 月号 [雑誌]

中央公論 2020年 03 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/02/10
  • メディア: 雑誌


独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)

独ソ戦 絶滅戦争の惨禍 (岩波新書)


ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

  • 作者:宮口幸治
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/07/26
  • メディア: Kindle


教育格差 (ちくま新書)

教育格差 (ちくま新書)





幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書)

幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書)


女性のいない民主主義 (岩波新書)

女性のいない民主主義 (岩波新書)



一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)



オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史 (中公新書)

オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史 (中公新書)




www.chuko.co.jp


この新書の賞、だいぶ権威感、ステータス感を増していると個人的には思う。「賞」としての成長も併せて見守りたい

ドラえもん・ひみつ道具の「AI手塚治虫」、そのAIに「敬語を使う」ドラがエモい。

と、いう視点から。



f:id:gryphon:20200210015708j:plain
ドラえもん、AI手塚治虫にも思わず敬語を使う

藤子不二雄コンビが、というかトキワ荘グループはほとんどみな、手塚治虫を神のごとく仰いで漫画の道に入ったことは論を待たないが、ある時期に手塚との葛藤があった石ノ森章太郎…などなどとは別に、藤子・F・不二雄先生が、晩年までかなり純粋な手塚崇拝者だったことは事実のようですね。


晩年、大御所になったときも、うっかり編集者が手塚治虫を揶揄というか批判したところ、その人が藤子プロ出入り禁止になったという話は有名。

この話は大全集のあとがきのどこかにあることは間違いないのだが、今回改めて検索してみた所「ミラ・クル・1」の回に、当事者の千葉和治コロコロコミック初代編集長が回想しているようだ。

藤子・F・不二雄大全集 ミラ・クル・1/宙ポコ/宙犬トッピ

藤子・F・不二雄大全集 ミラ・クル・1/宙ポコ/宙犬トッピ

巻末に初代コロコロコミック編集長の千葉和治さんの
あとがきが掲載されています。
千葉さんが手塚先生を批判したときには
温厚で誰にでも優しかった、あのF先生が
ひどく怒ったというこぼれ話なども楽しかったです
plaza.rakuten.co.jp

手塚治虫をdisった編集者が藤子・F・ 不二雄に大激怒され、1週間の出禁になった話は知っていたのだが、
後書きが月刊コロコロコミック初代編集長、千葉和治で、その事を書いていたので編集者が誰だったかが解った。
でも、この文面を読むに千葉和治は「手塚治虫の新人潰し」を批判した事だったらしい。
だとすれば、石ノ森章太郎とのジュン事件を筆頭に「手塚治虫の新人潰し」は事実だから言われても当然だろと。
read.seesaa.net

関連まとめ

togetter.com



とりあえず、こういう人とは大違いであった