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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

作家・松井計氏「私の周辺ではリベラルでないと人間扱いされない」(その後削除)

松井計
@matsuikei
●小説家。代表作に『ホームレス作家』(幻冬舎) ●娘で役者・アイドル活動中の柚木那夏https://Twitter.com/mv_tomoka もよろしくお願いします。
twitter.com

※その後、削除されたとのことです。「反省」も表明。



反響(URL引用)

そういう社会集団も、事実としてはあるのでしょう。「同調圧力」というやつである。
まあ、イデオロギーや支持政党に関係なく『人間扱い』はされるほうが、よりいいのではないかという気はいたします。

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松井計氏「私の周辺ではリベラルでないと人間扱いされませんが」


まとめ(該当ツイートもデータとして残っています)…※だがこのまとめも削除された
togetter.com

しかたないのでその他の関連
togetter.com
www.jijitsu.net





家族挽回

家族挽回

  • 作者:松井計
  • 発売日: 2005/06/23
  • メディア: 単行本


全く関係ないがこれは名著

余談ながら、その数年後(2021)

『異世界転生したら木村健吾…じゃない、木対建五(仮名)になってしまった』という話を、徳光康之先生が描き始める


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転生したら木村建五(木村健吾ではない…らしい)になってしまった(徳光康之

エキサイティングマックス! Special 142 (エキサイティングマックス!  2020年02号増刊) [雑誌]

エキサイティングマックス! Special 142 (エキサイティングマックス! 2020年02号増刊) [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 楽楽出版 (RKRBK)
  • 発売日: 2020/01/14
  • メディア: 雑誌


これ・・・・・企画途中で、作者と担当編集は一瞬でも我に返らなかったのか。
ともあれ始まってしまった。
あれが6人タッグに交じってると、金曜夜8時にテレビを見ていた我々は「あーあ、せっかくの放送なのに損しちゃった。こいつが負けるに決まってるじゃん。入れるなよこいつ」と思った懐かしい思い出。

「遠藤、白鵬を破る」は先場所から続いた『ゴッドアングル』。両国も一夜にして遠藤コール!!

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遠藤が白鵬を破る

togetter.com


私ははっきり言うけど、かちあげはおろか、変化や猫だましも含めて、白鵬が…というか力士全般が、その種の”卑怯”な手を使うのを認めている。というか大好きだ(笑)

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だが、それでも…というかだからこそ、それでヒートしたマークたちが会場に詰め掛け、そこでベビーフェイスがヒールを倒すストーリーラインに熱狂するのは素晴らしいことだ、と感動する。
もちろん今回の、前場所でヒールのひきょうみれんな肘うちにKO負け!!したわれらがヒーローが、今場所では再度の肘をものともせず、正面からぶつかって勝利!!ってのは、鉛筆なしだろうしさ(笑)

相撲なんてふつうにみてれば数十秒の勝負だが、こうやってみれば2カ月の間を置いた長編ドラマになるんですがな。



「nhksumo」アカウントは、「きのうの取組のアクセス数」を発表し、今の人気や話題を可視化する


つまり
twitter.com
をチェックしていれば、きのうの取組で、何が一番アクセスされたか、という重要情報が分かるねん。
これがどういう意味があるかはこの記事参照。
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皆さんもこれから継続的にこのアクセス数をチェックしてください。

そして一番人気が、いま圧倒的な悪役の白鵬の「弟子」というのが、また面白い。

そして必然か偶然か、白鵬休場へ…

www.nikkansports.com

日本は「イランやアラブと友好関係」というけど『彼らの人権問題にあまり触れない』からでもあるんだよね…

www.newsweekjapan.jp

www.sankei.com



この前、イラン外交では不思議なほど日本は粘り腰を見せる、という話を書きましたが
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それなりに中東での存在感は拡大している、と見て間違いない(安倍政権だけの方向性ではなく、民主党時代も含め全国家的なものであるとは言っておく)。

だが。一方で…


トランプ氏、ペルシャ語でイラン国民の抗議を支持

 アメリカのトランプ大統領は11日、イランがウクライナ機の撃墜を認め、国内で抗議デモが発生していることを受け、ツイッターに、ペルシャ語でイラン国民の動きを支持するメッセージを投稿しました。

 トランプ氏は11日、ツイッターペルシャ語で「イランの、勇敢で長く苦しんできた人々へ」としたうえで、「私は大統領に就任して以来、皆さんの側に立ってきた。私の政権は皆さんと共に立ち続け、皆さんの抗議を支持し、その勇気に励まされている」と投稿しました。トランプ氏は同じ内容を英語でも投稿しましたが、ペルシャ語を使ってイランの国民に直接呼びかけたのは異例です。

 また、トランプ氏は、「平和的に抗議する人々の虐殺やインターネットの遮断はあり得ない。世界が見ている」と‥(後略)
news.tbs.co.jp

これは自身の大統領選も見据えたトランプのエゴから来てるものであろうし、逆に言うとあの男が本気でそこまでイラン民衆に共感してるとはさらさら思えないのだけど…、それでも、結果として民主化を求め、イランの強権政治に抵抗する民衆を励ましているのはトランプのアメリカで、アベの日本はそれに対して沈黙している、というのが実体化した事実である。

当然ながら、安倍政権だけでなく、むしろ安倍政権に批判的で、もっとイラクアメリカやサウジの仲介外交、平和外交をなぜやらない!とか、中東に海自を調査研究で派遣するのは緊張を高める!という論者も「もっと日本はイランの民衆抗議を励まし、イラン政府を批判せよ!!」…とは言わぬ。実際、それをやったら日本とイラン(政府、原理主義宗教指導者支配体制)の友好関係は現在より損なわれるのは間違いないわけで。


これは今回、皇太子と安倍首相が会談したサウジアラビア(その皇太子のカショギ殺害問題は結局まだ何も解決していない)もそうだし、さらに言えばベネズエラでも、香港でも、日本がそういう問題の人権問題に対して、少なくとも先頭に立つようなことはあまりない。対北朝鮮ですら、「拉致問題」が絡む時はまれに先頭に立つこともあるが、それ以外は結構スルーしてるし、今は対話路線とも絡んでそこですら影が薄い。


そういう政府の尻を叩くというか攻撃材料にするはずの野党も、そういった国を政府与党以上に批判攻撃し、「そういう立場を示さない政府与党はだらしない」というふうな批判はあまり行わない。
この前、立憲民主の枝野幸男氏が「習近平国賓待遇問題」を取りあげたのはちょっと意外だった。

立民・枝野氏、中国・習国家主席国賓待遇来日を批判
2020.1.12
 立憲民主党枝野幸男代表は12日のNHK番組で、春に来日予定の中国の習近平国家主席国賓待遇を批判し、政府に再考を求めた。

 「香港や中国新疆ウイグル自治区チベットなどの人権問題でなかなか納得しがたい問題を抱えている。『実務的、政治的関係は密接にやるべきだが、国賓としてお招きするのにいかがなものか』という声が国内外にあることについて、私は十分理解する」と述べた。

www.sankei.com

さて、この「理解する」というのが中々に微妙だが…反対ならいろんな方法がある。国賓の来日に合わせ抗議デモや集会を開くこともできるし、慣例上たぶん行われるだろう夕食会に招かれたら(どうなるかな)欠席表明をするもよし、国会決議を行うもよしだ。
イギリスではこうやっている
www.jiji.com

日本でも、最大野党が「理解する」から一歩進めて、正面切っての「国賓来日反対!」に舵を切り、争点化するならかなりのインパクトがある。




では、あるが、
結局戦後日本の「平和外交」は、このへんの問題に首を自分からは突っ込まないことで成立してたのも、おそらくは事実だろう。
今回の中東での調査研究海自派遣だって、間違いなく言えるのは「自分から積極的に、ペルシャ湾が危険だから、世界各国で軍艦などを出そう!と言い出すことはなかったろう」ということ。これが受身形のもので、米国との「友好関係」維持のためのものなことは明白だ。<友好関係を維持する>ということでは、調査研究で出すのも、ロウハニ師を招いて理解を取り付けるのも、サウジで賛同の言質をとるのもあまりかわんない。

そこは、日本は「小物」なのだろうし、小物であることは悪くない…いや、大物として力をふるえればそれはそれで爽快だろうが。


そんな日本は、香港やイランやベネズエラの「民衆」の心強い味方にはなり得ない。そこは申し訳ないのひとことだ。
だが…、安倍首相がペルシャ語で『イランの、勇敢で長く苦しんできた人々へ』というメッセージを発して、「イラン政府」のほうを激怒させる、なんてなことをやるべきかい?

小沢一郎氏「人を集めて玉木に力を見せつけろ」。本日、国民民主党で『クーデター』はあるか?

いま、立憲民主党と国民民主党の合流話が進んでいますが、ちょっと停滞している。
そんな折、この前10日の党首会談が不調だったのだけれども

f:id:gryphon:20200115102514j:plain
小沢一郎「人を集めて玉木氏に力を見せつけろ」
凄いことになってきたですね。
本日15日の両院議員総会は『決起』が行われ…ようはクーデターで、玉木雄一郎の首を手土産に、立憲民主に投降するというわけです。


英伝的にはレベロがロックウェルらに撃たれる、的な場面(笑)

「喧嘩日本一」ケンドー・ナガサキ逝去~MMA黎明期の登場人物でもある

ケンドーナガサキさん、突然の訃報。
数日前までお元気でイベントなどに登場していたり、 武藤敬司に「マスターズプロレスリングに出てよ」と依頼されて快く OK していたり、まだまだ元気だったようだが、やはりあの落としだと突然体調を崩すということもあるのだろう。まことに残念だ。。

さて個人的には、それほどにケンドー・ナガサキが気になる大物レスラーだったということはないんだよね、実は。

たぶん桜田はなぜか人数合わせのような形でドリームマシンと名乗って、正体不明の覆面レスラーとして戦っていた。めっちゃ中堅。 飛行機投げを見せていたような気がするが、記憶は曖昧模糊としている。
ナガサキを強く意識したのは、間違いなくザグレートカブキブームが来てからで、 その第2大人気ぶりからプロレス雑誌は数々の「海外でオリエンタルギミック(当時はギミックなんて言葉は使われなかったが)で戦う日本人レスラー特集」みたいなのが多くて、その時にカブキに次ぐ2番手として登場するのがケンドーナガサキだったのだ。
だから子供心に「じゃあ次はケンドーナガサキが、そのギミックのままで日本に戻ってきてよ!そしてカブキとタッグを組んだら強い」と思ってて、そしてその想像のまんまに「プロレススターウォーズ」の中ではその夢のタッグが実現したんだよ。うわーん。


しかし!仁義なき新日vs全日の興行戦争の中で、ナガサキこと桜田は全日本から新日本に移籍。移籍するのはいいんだけど、その頃プロレス界でもー一つ席巻していた、映画「ランボー」の人気にあやかって、迷彩服を着込む程度の中途半端な軍人ギミックで活躍する……という方をなぜか彼はチョイスし、ランボー・サクラダの名で迷彩服でリングに上がったのだった。そして同時期に新日本のスター候補としてやってきたコンガザバーバリアンとかに、なんかリフトアップされて…まあ、ちょいやられ役の職人的な位置で 落ち着いて、なんかそのもったいなさ感だけ逆に一番覚えてる。
その後、新日のタッグリーグ戦でついに剣道着にペイントのオリエンタルギミックを解禁、 そして傍らに控えていたのが、忍者ギミックのミスターポーゴ。この男も海外で暴れている一人だということだったが実は予備知識がなかったので「?」状態だったし、結局待遇的にも、そのタッグリーグで下位グループに入るような位置に落ち着いてしまった。 それこそカブキなみに売り出せばもっと人気が出たような気がするんだけど新日本に来てみれば、彼らは中途採用グループに過ぎず、それを上位に持ってきて生え抜きの嫉妬を生むような必然性もなかったし、実際のところカブキも含めて、そもそも日本でトップを取ってやる!というガツガツしたところは、アメリカで十分に食えているからこそ少なかったのかもしれない。

その後、 SWSに行ってからの存在感も正直少ない。ただこの頃から、藤原喜明にスポットが当たるような形で「実はプロレス界には道場で恐れられている、『陰の実力者』がいるのだ」という話が流通するようになり、 そこで時々ケンドー・ナガサキの名前が上がり始めているのを覚えている。逆に意外感があったので覚えているのだ(笑)。
そして大仁田厚からのインディーブームで、『インディーの中では十分知名度があり集客力があるレスラー』として扱いが大きくなった。鶏口となるも牛後となるなかれとはよく言ったものだ。そしてその時にフューチャーされる彼の売りは、さっき述べた通りの「影の実力者」そして「喧嘩日本一」だった。

おそらくその頑丈そうな巨体も含めて、日本のプロレス界でそしてプエルトリコアメリカマットでそう呼ばれたことはまさに根も葉もあったことなんだろう。

ただ、そんな人達が1993年に始まった「なんでもあり」の試合、のちにMMAと呼ばれるNHB(ノーホールズバード)の試合で上位に行けるかどうかは、当時は全く未知数だった。ケンドーナガサキは結果的に「そうではない…プロレス界の用心棒とかポリスマンとか言われる人ではなかなか勝てない」という例の一つとなった(桜庭和志はダニエル・スバーンの活躍はまた別ものとなろう。)。それが一緒の先駆けで、衝撃を持ったニュース、試合が大きく扱われたのは逆にせめてもの慰めかもしれない。


その後は申し訳ないが、プロレスラーとしては一種の「余生」であったともいえるだろう。だけどプロレスというのは、その余生に、味や芳醇さを兼ね備えている世界でもある。

全盛期の、海外マットを渡り歩いた武勇伝、あちこちで行われた有名レスラーを向こうに回しての不穏試合の回想(ブルーザーブロディをビビらせたとも言われる)。外国で客を引きつける様々なプロレス頭、そして日本プロレスや全日本新日本、 SWSやFMW、大日本を渡り歩く中で必然的に目にする、耳に効く業界内の暗闘…


こういったものについて晩年は口にし始め、トークショーや取材では時々「危なすぎて内容を載せられない!」と逆に取材者が嬉しい悲鳴を上げるほどぶっちゃけた話もし、自伝も残してくれた。




天寿を全うしたとは言えない若さであるが、それでも多くのことをファンと歴史のために残す時間を持った上でのお別れだったといえるかもしれない。

だから、あまり寂しさを感じずに彼を送り出したいと思う。
ありがとうございました。

ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)

ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)

「風雲児たち」最新刊33巻は今月27日発売なり。薩摩は、京都は―――

風雲児たち 幕末編 33 (SPコミックス)

風雲児たち 幕末編 33 (SPコミックス)


内容紹介
幕末、寺田屋生麦事件と日本中大騒動を起こした島津久光。これに乗り遅れてはと土佐勤王党武市半平太は…歴史大河コミック!

いつもながらリイド社のアマゾン紹介はあっさりしてるな。
この巻は、生麦事件から薩英戦争(まだ描かれていません)までのインターバルというか、その期間に生麦事件がイメージを増幅していくことによって薩摩の虚名、存在感が高まる時期である。


そして京都を中心とした陰謀、そこに途中から参入することになってある種「空気を読めない」会津藩という変数が入ってくることになるーーーー



あとで実は
「薩英戦争引き分け論」について語りたいと思っているのだが、のちほどになろう。この前紹介した「MUJIN」とも関係してくる