INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

夢枕獏氏が別のPNで俳句を1年近く投稿、やっと佳作になったとか

ふと気になって久々に除いた夢枕獏公式ブログ

www.yumemakurabaku.com
2019年10大ニュース/夢枕 獏
 あけましておめでとうございます。
 昨年の、極私的十大ニュースです。

というのがあって、その8番目に

(8)俳句の投稿を一年やっておりました。もちろん別のペンネームです。
   やっと佳作入選。

   湯豆腐を虚数のような顔で喰う

もちろん、あの大物作家、言葉で飯を喰らう(と表記する(笑))なりわいの人が、そのPNを隠してひそかに俳句を投稿してる、そして1年かけてやっと佳作…というのが、ひとりプレバトみたいで面白い、ということだけど、あとはまあ、こうやって散らばってる俳句とか短歌は気づいた時に収録しておくのが一番なのでね。

えーと、今も連載してるこれ…

新・餓狼伝 巻ノ四 闘人市場編 (FUTABA NOVELS)

新・餓狼伝 巻ノ四 闘人市場編 (FUTABA NOVELS)

餓狼伝 今はどこまで 読んだやら


拙句でござったかな

西原理恵子が漫画で子宮頸がんワクチン接種呼び掛け。以前の否定的発言?は「間違いだった」と訂正

元の場所はここ
mainichi.jp


まとめがこちら
togetter.com
反響がおもしろい




勘違いしていた発言、というのは2013年のツイートらしい


つまり、高須氏は「日本に正しい知識が入ってくるまで待ちなさい」→「ほどなくワクチンの有効性、打つメリットのほうがはるかに大きいことが証明されるだろう」という意味で言ったらしいが、それを勘違いした、という意味なのか???

いや、しかし


というツイートもあり、高須氏自身の子宮頸がんワクチンへの見解がはて?である。その後「正しい知識」が入ってきたとの認定なのだろうか?????ちょっとこのへんは謎です

いや、やはり少なくとも一時期は革新的に否定的だったらしいな…ツイートへのブクマより
togetter.com

追記
今回の西原漫画を受けてコメントしてた




そのへんの「間違った情報」は本にもなっているという情報もある。

とりあたま大学―世界一ブラックな授業!編―

とりあたま大学―世界一ブラックな授業!編―

出版社内容情報
ウクライナ問題、STAP細胞、アナ雪……国際情勢からご近所ネタまで、最凶の教授陣がマンガとコラムで白熱講義。大増量の第四弾!

毒と笑いはハーバード以上! 最凶教授陣による白熱講義! STAP細胞騒動や炎上する朝日新聞、佐村河内に号泣県議といった香ばしい人々、アナ雪、ピケティ、妖怪ウォッチ大ブーム……。13?15年の時事問題をマンガとコラムでメッタ斬り。「元祖ブラック企業は、外務省」(佐藤教授)、「割烹着といえば、私だろうが!」(サイバラ教授)。危険度Fランクのニュース解説、大増量の第四弾!


とまれ2019年現在・・じゃねえや年明けて2020年現在、サイバラは子宮頸がんワクチンを呼び掛けている、ということだ

女子柔道漫画「もういっぽん!」2月7日まで1-3巻無料公開中

わかりる?
はじめ1月3日までの試し読み期間が延長されたのだそうだ。
mangacross.jp


もういっぽん! 1 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 1 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 2 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 2 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 3 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 3 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 4 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 4 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 5 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん! 5 (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん!(6) (少年チャンピオン・コミックス)

もういっぽん!(6) (少年チャンピオン・コミックス)

では内容を詳しく紹介したいところだが…自分も読み始めたの、つい最近なのよ。とあるところでの総合格闘技vs大相撲軍団を見ているうちに、同じ雑誌にあれ、柔道漫画が載っているぞ。何しろこのジャンル、いまでは希少種となっている、どれどれ……てな感じで。
たしか最近は「金鷲旗大会」が舞台で、そしてたしか主人公チーム?が負けてしまってたはずだ。返し技の達人みたいな人が出てきて…

…実はだれが、どっちか主人公チームか、つい最近、途中から読んだ私はよくわかんない(笑)。いやこれ、けなしてるわけじゃなく、相手もかなり魅力的だから、途中から読むとそうなっちゃったのよ。
その時点で、面白かったことは間違いない。

1巻から読めば、主人公の印象付けはまた違ってくるだろう。これはありがたい。
作者さん本人がノッテいるというか自信作らしいのだ。それも何気に重要なことですよ


新作ギャラリーフェイクで『トランプ大統領』と『プロレス』の或る一面を、細野不二彦が一挙に描いてしまった

えーと、理由はわからんのだけど……小学館の「ビッグコミック増刊」はキンドル版が出てないのだろうか?今検索した限りでは出てこない…
公式でも「電子版」への誘導ボタンとか無いから、紙版だけなんだろうね。さすが電子問題については当代きっての保守派出版社・小学館だ。
と、そんなこと感心してもしょうがないや。その分、まだ店頭にも並んでいる可能性があるし。
bigcomicbros.net

で、この巻頭カラーを飾るのが、一度は長期連載を終了したものの、さすがの人気作として不定期復活連載を始めた細野不二彦ギャラリーフェイク」。

なんと今回は『プロレス』について非常に、面白い描写をしている。実は、なんとなくの印象論だが、いわゆる「ミスター高橋ショック」の後、いわゆる「総合エンターテインメント/純粋スポーツ『ではない』」プロレスを描けるのは、細野不二彦氏ではないか、という漠然とした印象論はあったんだ。時々、なんかけっこうツボを衝くような形でプロレスラーや格闘家が登場していたから、だろうか(最初の「ギャラリーフェイク」や「電波の城」など)。
で、今回は、別にそんなに暴露的な話でもないのに、非常に強い印象を与えてくれる回。

アプローチの違い、何より費やしたページ数が違うので、完全に同じ地平では比べられないが、それでも読んだとき、「井上雄彦がプロレスを漫画で描いた時の衝撃」を思い出したのだった。
m-dojo.hatenadiary.com

REAL 13 (ヤングジャンプコミックス)

REAL 13 (ヤングジャンプコミックス)



だから、あとで紹介しておこうと思いつつちょっと時間がかかってしまったんだが、そうやって取り置いているうちに………実は今回のエピソードは、2020年初頭から、一躍悪い意味で世界に衝撃を与えた「ドナルド・トランプ」論にも、結果的に重なってしまったのであった。
www3.nhk.or.jp

以下、紹介します。ネタバレ回避したい人は、以下は自己責任にて。

・日ごろから不養生と不健康で有名なギャラリーフェイクオーナーのフジタは、いきつけの腕のいい整体師がいた。この人はかつて「ビッグ・バン・カミカゼ」の名で全米で知られた元プロレスラー。破天荒な生活で離婚され、財産は失い、腕一本で生活しているが後悔はない。その破天荒なプロレス時代の友人が、プロレス番組にも登場するスポンサーだった不動産王「マイケル・デッカード(間違いなくトランプがモデル)」現アメリカ大統領だという。

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)

・マイケルは、整体師カミカゼも「つるんで遊んで、悪さしていた」と証言する俗物。だがカミカゼは「悪役(ヒール流)のアピール方法は、わたしが教えた」とも語る。『暴言・キラワレキャラ』をプロレスで学んだ大統領…

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)


デッカード大統領は、その俗物性を美術方面でも発揮し、私有する”ルノワール”の…だれがどうみても贋作というシロモノを本物だと主張し、多方面で議論を呼んでいた(この話には、実際に元ネタがあり、作品内でも紹介されている)。そこに旧シリーズからのレギュラー、融通の利かない贋作ハンター「三田村館長」が登場、その真贋を暴こうとする。慌ててデッカード側近がフジタに、それに対抗するウラの手段は無いかとアプローチして……だが、この絵画話についてはあまり詳しくは説明せず、伏せておく。

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)


・中途を大幅に省略した上で結論を言うと、その一件でフジタは大きな貸しをデッカードサイドに作り、フジタは交換条件として「ある要求」をする。それは、交通事故で体が不自由になり、復帰には高額の費用をかけてリハビリする必要がある元ビッグ・バン・カミカゼと大統領のサプライズ対面。国賓の大統領が相撲観戦した国技館で、という要求だったが………

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)

※確認しておくと、ギャラリーフェイクで求められるであろうフジタの法律・道徳スレスレの美術品にまつわる悪知恵・トリックはプロレス話とは別に展開されており、それだけで十分、山あり谷ありのスリリングな展開なのだ。また、三田村からフジタが一本勝ちを奪う一方でデッカードのほうも「美術品の価値など何も分からない、虚栄心とハッタリだけの俗物」とだけしておけば、それで話は十分成立するのだ。だが、どうもプロレスに造詣の深い可能性が高い細野不二彦は、ちょっと踏み込んだサプライズを用意していた…

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)

元々は、こういう目立つ場で車いすの姿を世間にさらし、大統領も含めての同情や支援を仰ごうと考えたフジタの戦略。
しかし、プロレスラーの『一分』を立てようとしたのだろうか、血が騒いだのだろうか。カミカゼ車いすでの、笑顔での握手なんぞではなく、世界最大の権力を誇るアメリカ大統領閣下の顔面に、毒霧をぶちまけることを選んだのだ!!!

※再度うるさくて申し訳ないが、この展開は確かに驚いたけど、読者としては『なるほど、プロレスラーのほうがプロレスラーの一分を貫いて「かぶいて」みせた。それに対して、虚栄心とハッタリだけの俗物たる大統領が大恥をかく、というお話か。いやよく出来ているねー、さすがベテランだし、プロレスをよくわかってるねー・・・』と、驚きつつも『予定調和の驚き』に、心を収めようとしていたのだ。しかし…

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<b>プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)</b>

なんとトランプは…じゃない、デッカード大統領は、猛然と反撃、車いすの相手の首を猛烈なスリーパーホールドで締め上げる。SPが「暴漢」扱いで排除しようとする人物相手に…翌日のメディアは「やりすぎパフォーマンス」との批判も。


いつも、事件が成功裏に解決すれば神の視点のごとき冷笑ぶくみの皮肉を放つフジタだが、今回ばかりは彼も「しかしな…実を言えばXXXXXXXXXXXXXXXXではXXXXXXXXXXだった」「・・・・・・・・ってのはXXXXぜ」と、困惑気味に語る。

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)

ただ、その事件は事件として、人物評としてはそのこのこと考えていない訳ではなく…この一件の前に、こうフジタは三田村に忠告していたのだった。

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ギャラリーフェイク プロレスとトランプがモデルの大統領の話(2019年12月増刊号)

「需要と供給は世の習い」「俗物のデッカードはそれをよく知っている」…
それだけで「トランプ現象」「トランプ王国」は説明し切れるものではないだろうし、また、「そうだとしても、そもそもそれがアメリカ大統領であられると、いろいろマズイのではないか」という問題が立ちはだかるのだけれども(笑)、それでもトランプを論じる時に絶対に必要であるピースのひとつ、「俗物で”フェイク”であるからこその強み」みたいなものを、ザクザクザクッとえぐっているのですよ、細野不二彦は。それも、実際にトランプが関わっていた事実がある「プロレス」が内蔵するある種の特徴にうまく見立て、共振させながら……だれが今できる、こんな芸当をよ??

いまなら、まだ書店を捜せば置いてある店もあることでしょう。一読をお薦めします。


連載再開後の作品をまとめたのが、34巻ということに現在ではなっているのか。

ギャラリーフェイク (34) (ビッグコミックス)

ギャラリーフェイク (34) (ビッグコミックス)

アートコミックの金字塔、最新刊登場!!

元NYメトロポリタン美術館の凄腕キュレーターにして、贋作専門の画廊、『ギャラリーフェイク』の店主、藤田玲司と、秘書のサラ。この名コンビが再び芸術の謎を解き明かす!!
登場する美術品は、カラバッジョ若冲デュシャンの『泉』など今集も多岐に渡ります。さらに、サラがギャラリーフェイクを辞める危機に…!?
波乱も感動も盛りだくさん!最高の名作アートコミック最新刊!!


実際のドナルド・トランプとプロレスのとのかかわり

ch.nicovideo.jp

…トランプが入場、トランプはマイクをつかむと「ビンスのグレープフルーツでは、オレ様のトランプタワーにかなうわけがないぞ」といきなりの下ネタで挑発。試合契約にサインをしながらもビンスは「貴様が髪の毛を乗っけたまま契約書にサインするのはこれが最後だ」などとトランプを嘲笑……オースティンがシェーンの足を引っ張り場外に引きずりだし、無造作に鉄柵に放り投げる。これを見ていたトランプ、カメラ目線で「一体どうなっているんだ!」と激怒。その直後、トランプが場外でビンスにスピア敢行!そのまま馬乗りになってパンチ連打。猫パンチではあったものの、これには観客大熱狂。…

www.youtube.com

ch.nicovideo.jp
最近では2013年のホール・オブ・フェイムのセレブリティ部門でドナルド・トランプが殿堂入りしてますね。

――WWEの功労者ですもんねぇ(笑)。

フミ ホール・オブ・フェイムでは、インダクターと言って殿堂入りする本人を呼び込む役割の人間がいるんです。トランプのときは、ほかならぬビンスだったんですね。ビンスはスピーチの中で「彼は親友です。私たちの共通点はビリオネアであること、それから髪の毛をとても大切にしていること」と。

(略)

フミ トランプ本人にはもともとビンス的な素養があったということもあるんでしょうけど、 24時間そういう自分を演じてるうちに区別がつかなくなってしまった。

――トランプからすれば、ビンス・マクマホンという自分に近い理想の人間像がたまたまいたということですよね。

フミ トランプからすれば、“ビンス的な人物”を演じてるところにオルガズムがあるんでしょうね。オーディエンスも気持ちよくなってるところはあります。トランプが言っちゃいけないことを言ってるにも関わらず、心の隅に隠していたマッチョイズム、白人優位主義みたいなもの、もう一度アメリカを偉大な国にするというスローガン、国粋主義的なもので盛り上がるというか。強いアメリカを戻すという目標を掲げた単純明快なアメリカのダークヒーローに見えてしまったんでしょう。

連続2日でワールドプロレスリング東京ドーム大会放送。ライガー引退


www.wrestlekingdom.jp


ワールドプロレスリング 放送50周年記念SP 新日本プロレス1.4&1.5東京ドーム
2020年1月4日(土) 26時00分~27時30分 の放送内容

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地域設定<前の放送2020年1月4日(土)次の放送>最終更新日:2019年12月29日(日) 0時8分
プロレス界最大の闘い!新日本プロレス歴史的東京ドーム2連戦初日!王者・オカダvsG1覇者・飯伏IWGPヘビー級頂上決戦!▽ライガー引退に盟友&ライバル集結!

◇番組内容
≪1月4日 東京ドーム≫

獣神サンダー・ライガー引退試合 I
獣神サンダー・ライガー藤波辰爾ザ・グレート・サスケタイガーマスク with エル・サムライ vs 佐野直喜、大谷晋二郎高岩竜一田口隆祐 with 小林邦昭
IWGPジュニアヘビー級選手権
王者 ウィル・オスプレイ vs 高橋ヒロム
IWGPインターコンチネンタル選手権
王者 ジェイ・ホワイト vs 内藤哲也
IWGPヘビー級選手権
王者 オカダ・カズチカ vs 飯伏幸太 ※番組の都合により放送試合変更の場合アリ

ワールドプロレスリング 放送50周年記念SP 新日本プロレス1.4&1.5東京ドーム
2020年1月5日(日) 26時00分~27時30分 の放送内容

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地域設定<前の放送2020年1月5日(日)次の放送>最終更新日:2019年12月30日(月) 7時5分
プロレス界最大の闘い!新日本プロレス歴史的東京ドーム2連戦2日目!史上初のIWGPヘビー&インターコンチネンタルダブル選手権!▽世界のライガーついに引退!

◇番組内容
≪1月5日 東京ドーム≫

スペシャシングルマッチ
棚橋弘至 vs クリス・ジェリコ
獣神サンダー・ライガー引退試合II
獣神サンダー・ライガー佐野直喜 with 藤原喜明 vs 高橋ヒロムリュウ・リー
NEVER無差別級選手権
KENTA vs 後藤洋央紀
IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル ダブル選手権
IWGPヘビー級王者 vs IWGPインターコンチネンタル王者 ※番組の都合により放送試合変更の場合アリ


獣神サンダー・ライガー自伝 完結編 (新日本プロレスブックス)

獣神サンダー・ライガー自伝 完結編 (新日本プロレスブックス)

5日のNHK「アニ×パラ」(再放送かな?)は「帯ギュの河合克敏が視覚障害者柔道を描く」作品

予備知識ゼロで、別の番組を検索してるときにはじめて発見した。最初の放送は昨年あったらしいんだけど、自分はそれを知らなかったので、大びっくり、かつドンピシャな人選だと思った

NHK総合1・東京

“帯をギュッとね!”河合克敏視覚障害者柔道を描く!アニ×パラ第6弾

2020年1月5日(日) 11時15分~11時20分 の放送内容


パラスポーツの魅力をアニメで伝えるプロジェクト。全盲弱視の選手が組み合う「視覚障害者柔道」を、“帯をギュッとね!”のマンガ家・河合克敏によるストーリーで描く。

番組内容
パラスポーツの魅力をさまざまなコラボとともにアニメで伝えるプロジェクト。第6弾に登場するのは「視覚障害者柔道」。全盲弱視の選手たちが組み合った手の感覚で相手の姿勢や動きを察知しながら技を掛け合う。コラボしたのはリアルでわかりやすく柔道を描いた“帯をギュッとね!”を代表作に持つマンガ家・河合克敏。柔道を愛する少女が試練と向き合い成長していくストーリーを、取材を基に書き下ろした。テーマ曲はmiwa。

出演者

上白石萌音逢田梨香子,広瀬さや,篠田麻里子,塙真奈美,かとう有花,松川裕輝,大南悠,田島章寛,中務貴幸松山鷹志
原作・脚本
原作
河合克敏

tv.yahoo.co.jp

帯をギュッとね!(1) (少年サンデーコミックス)

帯をギュッとね!(1) (少年サンデーコミックス)


「ドンピシャな人選」というのは、河合克敏は「柔道漫画の名作」を描いたというだけでなく、「世の中にはあまり知られていないジャンルを、解り易く読者に説明しつつ描く」ことのベストオブベストであるからだ。
彼が説明すれば、ややマイナーかつ専門知識があればあるほど深く楽しめる「競艇」でも「書道」でも、魔法のように詳しい情報が頭に入ってくる


【パラリンピックのちから】マンガ家 河合克敏さんの想い[Panasonic]

いま知って、いまお伝えするが、録画などの用意をなされよ。

日本の外務省には、かなり巨大な潮流として『親イラン派』があるらしい(佐藤優の著作だが、うろ覚え)

www3.nhk.or.jp

これで「第三次世界大戦が起きる」みたいな予想が声高に語られているが、自分はいろいろ経緯を省略して結論だけ言うと『第三次世界大戦がここからダイレクトには発生しない』と考えています。


それはそれとして本題に。

日本のイラン外交は…というかイラン外交「だけ」は、やたらと粘り腰になる感がある。
安倍首相のイラン訪問、逆にロウハニ大統領の日本訪問なんてのが、アメリカとイランのほぼ全面対立のなかで実現したことは記憶に新しく、とくに後者では

www.newsweekjapan.jp
安倍晋三首相が20日、イランのロウハニ大統領との会談で、日本の船舶保護に向け、中東に海上自衛隊を派遣する計画を伝えたと、日本当局者が明らかにした。

当局者は首脳会談後のメディアブリーフィングで、ロウハニ大統領は同計画について、航海の安全性に貢献するという日本側の目的に理解を示したと説明した。


韓国の中央日報

…日本は先日、イラン大統領を東京に招待してホルムズ派兵に対して直接了解を求めたが、韓国外交部はイランに対して首脳の訪韓を要請もしていないことが25日、確認された。

イランのハサン・ロウハニ大統領は数カ月前から日程を調整し、今月中旬、マレーシアや日本など東アジアを歴訪した。しかし、韓国からは招待がなかったため「スルー」したということだ。このため、ホルムズ海峡派兵決定を目前にしている韓国が、イランとの外交摩擦を最小限に抑える努力をおろそかにしていると指摘の声が上がっている。一方、日本はイランと同じくかつては王朝国家だったという共通点を持ち、伝統的な友好関係を続けている。

日本の安倍晋三首相は20日、1泊2日の日程で訪日したロウハニ大統領と首脳会談を行った。安倍首相は日本の自衛隊駆逐艦1艦と対潜哨戒機1機をイラン近くの海域に派遣する計画について説明した。今月末の閣議で派遣案を正式決定する前に、事前に了解を求めたものだ。これに対してロウハニ大統領は「非常に透明に」派遣案を説明してくれたことに感謝の意を表したと共同通信が報じた…
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191226-00080011-chosun-kr

このへん、韓国の保守系新聞は「安倍はけしからんが、うまくやっている。それに引き換え文政権は…」と自国をくさす前フリとして安倍政権を実態以上にしたたか、老獪に描くという、非常にひねくれたねじれがあるので、額面通りに受け取りにくいのだけど(まあ、海外報道あるあるではある)…



なぜ、外交下手、というよりハナから消極的な面のある日本が、イランに関してだけはとりあえず手数が多いのか?「石油」で説明がつくっちゃつくが、それではつかない面もありそう。


そこで、話が一気に曖昧…いや、けっこう読んだ内容は鮮明で、かなり印象的なんだけど、「ちょっと立ち読みしただけで、書名すらロクに覚えていない」、という難点があるんだ(笑)
それは佐藤優の膨大な著作の、一冊。

中東情勢、ユダヤイスラエルに焦点を当てた本だった。そもそも佐藤が外務省を失脚、逮捕され裁判で有罪になったのにはイスラエルの学者の招待についても関係していた。

(ウィキペ 佐藤優
支援委員会をめぐる背任
2000年1月、テルアビブ大学教授ガブリエル・ゴロデツキー夫妻をイスラエルから日本に招待した際
同年4月、テルアビブ大学主催国際学会「東と西の間のロシア」に7名の民間の学者と外務省から6人のメンバーを派遣した際
この2回の費用を外務省の支援委員会から違法に引き出して支払った疑いである。この疑いに対し佐藤は、支援委員会から支払をすることは通常手続きである外務事務次官決裁を受けており正当なものだった、と主張している。また、佐藤の上司だった当時の外務省欧亜局長東郷和彦は、「外務省が組織として実行しており、佐藤被告が罪に問われることはあり得ない」と証言している。

論壇デビュー作「国家の罠」でも、いかにイスラエルの研究者と人脈を築くことが、そのままロシア分析や国際情勢分析に役に立つか、をかなりページを割いて論じていたはずだ。

しかし、それを妨害しようとしているのが、外務省でかなり大きな派閥?となっている「親イラン派」だというのだ。(いま検索したところ「親アラブ派」と書いてるところもあるようで、そうなると一種別物のはずだが…なにしろ記憶が曖昧だが、イランと書いてあった気がするなあ。ただ客観的なイランとアラブの違いや軋轢はともかく、外務省ではこの二者へのシンパが一体化している可能性もある。例えば日韓の対立は対立として、どこかの国の外務省では「親ジャパン・コリア派」がひと塊である、というのもあり得る話でしょ?)


それも、たしか自分が読んだ話では、イスラエルユダヤの何かのテロ被害について話しているときに、外務省の職員の中から「自業自得だ」的な捨て台詞をつぶやいた人がいた、みたいなエピソードがあって……あーこりゃ、外務省内でのイスラエルに関する嫌悪感は、けっこう大きな何かなんじゃないか、と思ったことですよ。
もちろんイスラエルは客観的に戦後一貫して国際社会のルールを破る時には破る鬼っ子であり、中東の原油を抜きにしても、ユダヤ社会の内的圧力が無い日本で、イスラエル側に立つ理由はアメリカとの間接的な関係維持、以外にはない…と考える外務省の内部一派の姿勢にも合理性はあろう。

そこを変化させて「いや、イスラエルと関係を強化するのは、トータルでプラスですよ」と説いて変化させようとしたのが佐藤優氏らで、それが事件の背後に…というのが本人らの見立てでもあるらしい。

何の著作なのか、何しろ膨大に本を出すので確信は持てない…ただ、時期と書名を見比べて推測するに

イスラエルとユダヤ人に関するノート

イスラエルとユダヤ人に関するノート

  • 作者:佐藤優
  • 出版社/メーカー: ミルトス
  • 発売日: 2017/08/11
  • メディア: Kindle
同志社大学神学部出身で元外務省主任分析官・作家の佐藤優氏は、日本の行く末を案じて中東と世界情勢を分析するとき、日本人にイスラエルユダヤ人への正しい理解が、今こそ不可欠だと説く。
「本書で私(佐藤)は、イスラエルユダヤ人から学んだ事柄を記した。イスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解から、日本国家と日本人が生き残るための知恵を学ぶことが、私が本書を著した目的である」(「まえがき」より)

という本なのではないか、と思われる。
何しろ帯で「イスラエル支持は日本の国益に資する」とストレートに主張しているのだ。



同時に、強大な「外務省親イラン派」という見立ては、佐藤が少しフィクションも交えつつ漫画原作を描いた(企画には長崎尚志も関わってたそうな)「憂国のラスプーチン」にも登場してたかもしれない、と今思い出した。

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佐藤優原作「憂国のラスプーチン